貿易のDNA | ■■■現役商社マン/武浪猛の商社マン流人生指南■■■     若き血に燃ゆる者たちへ!

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このままじゃ、日本国は滅亡の国家に成り果てる。 世界の中で揉まれてきたオレは、オレ流の武士道というものを育んで来た。オレの言葉が、少しでも君ら若者の心に刺さればと思って、オレはこのサイトを立ち上げた。 さぁ、この国を元気にしようじゃないか。

各商社が加盟する日本貿易会と言うのがある。これだけ事業投資、連結経営が当然の商社になっても、まだ”貿易会”だ(笑)。ただ、稼ぎ方こそ変化はあれ、貿易が商社のDNAであることに変わりはない。貿易取引があるからこそ、我々は戦後復興期から世界とつながり、日本と言う村社会の枠を越えた進化を遂げてこれたわけだ。


昨今の業績不振の企業と好業績の企業の差を見れば、国内向けの固定的なビジネスしかやっていないか、世界の客に向かって変化に応じてビジネスをやっているかと言う差が顕著に出ている。前者は、メディア、広告代理店、旅行代理店、エアライン業界、銀行なんかがそうだ。後者は、苦戦しつつも立ち直りつつある家電や自動車などのメーカー、また携帯電話に使われるパーツ・メーカー、そして商社だ。


もっとシンプルに言えば、貿易をやってきた企業は、常に世界の変化を意識をせざるをえないわけで、そこで磨かれたDNAはたくましい。


最近、オレが個人的に着目しているのは、小売業が、今後、どう世界にカジを切り、事業を大転換できるかだ。ユニクロ、無印良品は既に海外に出て張っているし、コンビニもファミリーマートなんて店舗数は海外の方が多かったりする。ここでも貿易は必須だ。



この貿易的視点で考えれば、農業自由化問題も自ずと生き残る道は一つしかないことがわかるはずだ。



おっと、オレが今日、本当に書きたかったのは、こんな話じゃない。


日本貿易会が、商社の新卒採用時期を4年生の夏にする方針を発表した。しかも、卒業して職につかない3年までは一様に新卒扱いとすると言う。


これについてオレなりの見解(基本は好ましいことだと思っている)を述べたかったが、それはまた次回にしよう。


火曜日が祝日でちょっと拍子抜けだが、また新しい1週間を駆け抜けようじゃないか。


T2