名曲をテープに吹き込んで♪ | 湘南雑筆堂~本と美味いもん日記~

湘南雑筆堂~本と美味いもん日記~

湘南(?)に暮らし30年近く経ちます。30年も住んでいると、いろんな発見をするもんです。 
 そんなちょっとした湘南の発見を自分の読んだ本に絡めて皆様にお伝えできればなと思います。
 

カセットテープって知ってる?ブログネタ:カセットテープって知ってる? 参加中
カセットテープ、知らない世代がいて当然だよな。

自分が小学校高学年くらいから高校時代までくらいですかね、活用してたの。つまりは80年代。昭和40年男♂

自分にとってのカセットテープは、青春時代とともにあるって感じ(笑)。





兄が貸しレコード屋(地元・横須賀にはYOU&Iって貸しレコード屋がありましたね)から借りて来たレコードをセッセッとダビングしているのみて、まねしたくて、影響を受けましたね。兄はすでに中学生で洋楽を聴いてたりして、まだそんなに有名ではなかったU2とか、メジャーどこではプリンス

 

 

 

とかマイケル・ジャクソン

 

スリラースリラー
1,890円
Amazon

 

とか聴いていて、TVKのビールボードチャートを毎週欠かさず観てましたね。洋楽が自分の耳にも自然と入ってきて、中学生になってすぐ貸しレコード屋の会員になりました。

貸しレコード屋に行くようになってからは、邦楽、洋楽問わずに様々なレコードを借りました。
なかでも、自分はサザンオールスターズが好きだったのですが、そのきっかけは従兄からの影響。自分が中学の時、年の離れた従兄が海に連れて行ってくれて、カセットデッキを海に持ってきて、サザン流してたんですよね。

 

確かアルバムは『Kamakura』

 

 

で「メロディ」とか「バイバイマイラブ」。海辺、カセットデッキ、サザンって組み合わせが妙にカッコよく思えて、そっからサザンにハマりました。過去にどんな歌を歌っていたのか気になって、デビューアルバムから全部借りて一生懸命カセットにダビングしてました。歌詞カードも全部コピーして、サザンの歌はそれこそテープが擦りきれるまで聴いて、ソラで歌えるくらいになっていましたね。

そうそう、あと『FM STATION 』って雑誌がありましたね。

 

 

表紙は鈴木英人さんの洗練されたイラストでした。FMラジオの番組表が二週間分掲載されていて、自分のお気に入りのアーティストが出る番組をチェックして、昼間とか深夜の番組をカセットデッキで留守録したりしてましたね。カセットテープは大活躍でした。

歌謡曲なんかも好きな歌だけセレクトして自分のお気に入りのテープを作ったりしてました。高校時代はバンドブームで、THE BOOMとかプライベーツとか友達から借りたCDをカセットにダビングしてよく聴いてた。

大学に入って、車乗るようになって自分のお気に入り歌だけ入れたカセットテープを聴きながらドライブとかしてましたね。
タイトルにもしましたが、奥田民生の名曲「イージュー・ライダー」にも出てきますが、♪名曲をテープに吹き込んで~♪あの向こうの、もっと向こうまで行ってましたね。

 

 

 


時代の流れで、CDが世の中に浸透して行って車に付けるのはチェンジャー付きのCDオーディオが主流になり、カセットテープに代わりMDなんてモノが現れ、90年代にはカセットテープはなりを潜めていきました。

でも、自分は結構カセットテープにこだわっていて、初めて買った新車にはCDとカセットテープが聴けるオーディオを設置しました。さらには、自宅のオーディオもカセットテープが聴けるものを購入しました。

中学とか高校の時にダビングしたテープを、今もフト思い出したときに聴いたりしています。カセットテープを聴いている時は、自然と学生時代のことを思い出したりして、懐かしい気分にさせてくれますね。
カセットテープは聴けば聴くほど音が劣化しちゃうから、いつまでもこだわって聴けるものではないのかもしれん。手間かけてダビングしたにもかかわらず、ノイズが入ったりして、CDで聴くより明らかに音は悪いんだけど、そんな古くて使い勝手の悪いところに愛着を感じるのは年を取ったせいなのかもしれませんね。なんでも、かんでも便利なのがいいわけではない。古いものも大事にしたいもんです。