逗子の地名発祥の寺 延命寺 | 湘南雑筆堂~本と美味いもん日記~

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湘南(?)に暮らし30年近く経ちます。30年も住んでいると、いろんな発見をするもんです。 
 そんなちょっとした湘南の発見を自分の読んだ本に絡めて皆様にお伝えできればなと思います。
 

9月に鎌倉を

(北鎌倉~源氏山~長谷~腰越)

と走ってお昼過ぎですかね、

逗子で妻と子供と待ち合わせ。


待ち合わせの時間まで1時間以上あったので

疲れてはいたのですが、

せっかくなので逗子を散策です。


さて、どこに行こうか考えた末

めざしたのは蘆花記念公園。

蘆花記念公園を訪れたのは

10年以上前、

確か田越川沿いに入口があったような・・・


昔の記憶をたどりながら

JR逗子駅から田越川のある方面へ歩き、

逗子橋を渡って左手すぐのところに

なにやら石碑が建っておりますよ。





「逗子の地名発祥の寺」だって。

そんなものがあったとは知らなかったなぁ~。


こちら、延命寺といいます。





自宅に帰り、いろいろと資料を引っ張りだしてみました


『歴史と伝説の道』

(逗子市教育委員会発行 1992年11月1日)

によりますと


「奈良の昔、行基菩薩が開いたという伝えを持つ寺で、

真言宗に属しています。

境内には三浦道香主従の墓と言われる7基の宝篋印塔が

祀られています。永正10年(1516年)道香主従は

北条早雲との戦いに敗れ、

寺の近くで自刃して果てたのだと伝えています。


 亀岡八幡宮のご神体であったという、

鎌倉時代に造られた銅像阿弥陀三尊の懸け仏が祀られています。

逗子市指定の文化財です。」


さらに、

神奈川県の歴史散歩 (上) (歴史散歩 (14))/神奈川県高等学校教科研究会社会科部会歴史分科会
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を、ひも解いてみますと

三浦道香は三浦道寸の弟と記されています。


この間、三浦市在住の同級生と飲んだ時

三浦道寸について熱く語っていたんだよな~。

確か三浦の油壺に道寸の墓があって、

毎年お祭りが行われるとか言ってたんだけどな~。

正直、三浦一族については
三浦大介義明のことしかわからない・・・(;^_^A


『神奈川県の歴史散歩 上』には

三浦一族の簡単な家計図は載っているんだけど、

義明以降、三浦一族がどのように、

歴史と関わってきたのかが

わからないのでピンとこないんです。

三浦一族が歴史にどのようにかかわったのかが

もう少しわかると

三浦半島の歴史散歩ももっと面白くなるんですけどね。

まだまだ、勉強が足りません。

三浦一族の本、探してみよう。