昨年の誕生日に「木を植えた男」をプレゼントで頂きました。
フランスの山岳地帯に一人とどまり、何十年もの間黙々と木を植え続け、森を蘇らせた男。
その不屈の精神を感動的に綴る物語です。
いろんなことを考えさせられました。
今年の3月31日をもって、このブログの前管理者でもある、ケアハウス施設長が退職されました。
蕉夢苑の立ち上げ前から、30年以上も蕉夢苑関わってこられました。
「感謝しかありません」との言葉を職員に伝えられましたが、
いろんなことがあり、いろんな思いを抱えて、30年間、蕉夢苑と過ごしてこられたのではと考えると
こちらの方こそ、感謝しかありませんでした。
蕉夢苑の駐車場には、今年も満開の桜が咲いています。
この桜は、小さな苗木の頃に、蕉夢苑の職員が植えたものです。
「自分たちが定年になるころ、この桜はどのくらい大きくなっているんだろう」
と笑いながら植えたことを昨日のことのように思い出します。
私たちが、蕉夢苑を辞めても、この桜が残っていくように、蕉夢苑の理念や先人の
想いも残していけるようにしていかなければと強く、強く思っています。