コピペしていいのかわかりませんが、受験生の方の参考になると思いまして。
あるサイトに載っていた合格者の体験記です。


以下、転載です。



はじめまして

平成23年司法書士試験合格者のA子です。

私がこれから書かせてもらうことは
勉強の方法論ではないので、
あまりお役には立てないかもしれませんが、
この記事を読んで、
同じような状況にある方の励みになれば幸いです

私の受験生活は
親の家業を手伝いながらのものでした。

受験生活の最後の2年は
リーマンショックを発端とする不景気による
家業の自転車操業、父の長期入院等、
勉強以外の悩みが多い時期となりました

リーマンショックは
製造業である家業に大きな影響を及ぼし、
売上はほとんどないのに、
電気代、リース代、手形の支払い等、
百万単位の支払いをしなければならない
という月が何ヵ月も続きました。

そんな状態ですので、貯蓄はすぐに底をつき、
家族の生命保険を解約したり、
身内や知人にお金を借りなければならなくなり、
最終的には消費者金融でもお金を借りました

誰でも人には迷惑をかけたくないし、
消費者金融には手を出したくないと思うと思います。

でも、生活していくにはそうするしかない
という状況がそこにはありました

また、それが直前期でしたので、
模試を受けに行く交通費や受験費用が
無いかもしれない…と勉強をしていても、
頭のなかには常にお金の心配がありました。

当然、受けたい直前期の講座も断念し、
今まで受講した講座の問題集を
ひたすら繰り返すという勉強をしていました

平成22年、そんな中で受けた試験は
総合点に1.5点足りず不合格でした。

不合格ではありましたが、
「絞り込みと繰り返し」の威力を実感した年でした

22年の試験直後、
今度は家族全員で交代しながら
24時間機械を動かさなければならない仕事が入ってきました。

この年はお金の心配は無くなりましたが、
勉強する時間を確保することができなくなりました。

さらに父の手術と長期入院があり、人手が減り、
結局4月の頭までほとんど勉強ができませんでした。

勉強ができていなさすぎて
受験しようかどうか迷うほどでした

それでも、23年の試験に合格することができました

今も家族であの時のことを思い出しては、
「絶対にあの時には戻りたくないよね」
「どん底みたよね」と話しています。

合格した今、私が思うのは、
あの試練を乗り越えることが
私の合格の条件だったのかもしれないということです

あの経験があるからこそ、
依頼者の方の「心のケア」も
司法書士に求められていることなのではないか
と感じることができましたし、
その結果自分の目指すべき司法書士像が見えました

あの苦しかった日々が単なる経験で終わらず、
生かすことができる、
そういう職業に就けることを今、
本当に嬉しく思っています

私よりもっと過酷な状況で
勉強されている方もおられると思います。

実際に同期の合格者の中にも、
私とはまた違う苦しい環境で
勉強されてきた方が何人もおられます。

そういった方たちとお話ししていて至る結論は
どんな経験も無駄ではないということです

たとえ、業務として直接的に生かせなくても、
司法書士という職業は人間性も大事な核となるので、
苦しい経験をしている人ほど、人の痛みがわかる、
市民の気持ちに寄り添える
司法書士になれるのではないかと思います。

今、勉強に集中できない状況に置かれていて、
先が見えないとしても、
ぜひ今年の試験を受けることを目指して
頑張って欲しいと思います

私の場合、合格体験記を見て、
それを励みに頑張ろう!と思う反面、
毎日みっちり勉強して合格した方の体験記を見て、
「これくらい勉強してないと駄目だよな」
と気分が落ち込む時も正直なところありました。

ですので、私のような体験記もあってもいいかな、と思い、
拙い文章ながら記事にさせていただきました

寒い日が続きますが、
お体には十分気をつけて、受験勉強頑張ってください


合格者・A子




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