桃の旦那の しょう です。
もし、
神様のケアレスミスで、僕がバチェラーのような
超金持ちハイスペ野郎にうっかり転生できたなら、
バチェラーになった僕は、
ハーゲンダッツへのありがたみなんて、
すっかり忘れてしまうのだろうか・・・
（ニョキ）
そんなの嫌だ！
なら僕は！
庶民でいい！
（いやだ、やっぱバチェラーなりたい）
日常における最高級の贅沢。
ハーゲンダッツ。
座右の銘にしたくなるノーブルで美しい響き。
ハーゲンダッツ。
そんな史上最強のハーゲンダッツが
無敵のキラーワード「期間限定」を
引っさげて新味をリリースしやがった。
これは搾取だ。ノンバチェラーの僕は、
少ない貯金を切り崩して、買うしかないのだから。
（ででーん）
ザッハトルテ味。
僕も桃もザッハトルテの意味を知らずに、
ハーゲンダッツへの盲目的信仰だけで買った。
きっと、
濃厚チョコ味とかそんなんだろうと思ってた。
僕らには、
１本のアイスを２人で山分けする生態がある。
例に倣って、今回も仲良く分けっこした。
そしたら、
桃が苦虫を噛んだような顔で言った。
あ・・・私・・・
ダメだ・・・これ・・・
ここで、ワンポイントレッスン。
ザッハトルテとは、簡単に言うと、チョコ生地に
アプリコット（杏）が入ったものを指すらしい。
桃は、こういうチョコに甘い柑橘系が
ミクスチャーされたものが少し苦手なのだ。
（怯える女）
おやおや・・・
お気の毒様ね・・・
と、桃に同情するフリをして、
僕は内心、ガッツポーズをしていた。
だって！ハーゲンダッツを
独り占めできるのだからァァァ！
（喜びの舞）
３００円のアイスを独占できる絶頂感。
バチェラーってきっと、こんな気分なんだろう。
（あむあむ）