修・平成23年10月17日に大島力監修、西東社編著『図解・聖書・普及版』という書籍を読破しました | 松陰のブログ

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修・平成23年10月17日に大島力監修、西東社編著『図解・聖書・普及版』という書籍を読破しました。
始めに申し上げますが、私は宗教には全く関係のない人間です。というよりも、薄気味悪いおばさんが入信している怪しい宗教団体とは関わりを持ちたくないと考えています。ただし、宗教には生きていく上で参考になる話が多く、そういう役立つ考え方は自分の哲学に取り入れていきたいとは考えています。世の中で、一番恐ろしいのは宗教批判です。宗教を批判すると、いくつ命があっても足りませんので宗教の批判はしません。最近の中東問題を理解する上で、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教を学ぶことは有意義なことだと思います。宗教的な部分も多々関係しているからです。私も、アダムとエバ(幼少期にはイブと習ったような)や天地創造、バベルの塔、十戒、ノアの箱舟、受胎告知、最後の晩餐などの話は知っていましたが、聖書を体系として知っていたかというと少し疑問でした。そこで聖書を中身を知るために大島力氏監修、西東社編著の『図解・聖書・普及版』という書籍を読みました。非常に分かりやすく、面白かったです。
 
ユダヤ教もキリスト教も『旧約聖書』を基にしていること。キリスト教は『旧約聖書』に加えて『新約聖書』を信望しています(12頁参照)。イスラム教は、『コーラン』、『旧約聖書』の「モーセ五書」と「詩編」、『新約聖書』の「福音書」を聖典としています(29頁参照)。『旧約聖書』は、イスラエルの民のみを救済の対象とします。神に忠実な者には恩恵を与え、忠実でない者には罰を与えます。『新約聖書』はキリストを信じる全ての人々を救いの対象とします。忠実ではない者にも愛と赦しを与えます。ユダヤ教とは、『旧約聖書』を聖典とします。ユダヤ人によって信仰される民族宗教のこと。キリスト教とは、『旧約聖書』と『新約聖書』を聖典とします。紀元1世紀に活動したイエスの教えを元に、弟子達が世界に広めた宗教です。イエスを神の子とします(13頁参照)。キリスト教は、父なる神、キリスト、聖霊を、ユダヤ教は、ヤハウェを、イスラム教は、アッラーを神として信仰しています(29頁参照)。聖書は、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教に関係しているのです。
 
『旧約聖書』の主なストーリーは、天地創造アブラハムの旅モーセの十戒ダビデ・ソロモンの王国です。『新約聖書』の主なストーリーは、『旧約聖書』イエスの伝道イエスの処刑弟子達の活躍ヨハネの黙示録になります(13頁参照)。西暦は、イエス・キリストの生誕を基準にしています。紀元前はキリストが生まれる年前、紀元後はキリストが生まれた年後です。紀元前を表すBCは「Before Christ」の略です。『図解・聖書・普及版』には色々と面白い話が書いてありました。国名になっているイスラエルは「神の勝者」を意味するそうです。「イシャラー(勝つ者)」と「エル(神)」の複合名詞に由来しているそうです(58頁参照)。キリストとはギリシャ語で救世主の意味だそうです(15頁参照)。10月31に行なわれる年中行事のハロウィンに関して。ペトロやパウロなどの諸聖人を称える万聖節の前夜とされています(194頁参照)。聖書で多い物語は布教に関する苦難です。