NHKの『歴史秘話・ヒストリア3』 | 松陰のブログ

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NHKの『歴史秘話・ヒストリア3』




幕末は徳川幕府と薩長連合の戦いとして語られています。しかし、私は少し違った見方をしています。幕末はイギリスとフランスの代理戦争だったように思えます。幕府はフランスと関係を深め、薩長はイギリスと関係を深めました。当時、日本におけるイギリスとフランスの主導権争いがあり、幕府を支持するフランスと薩長を支持するイギリスが対決した結果が明治維新に繋がったのだと考えています。日露戦争も日本とロシアの戦いのように思えますが、これも実質はイギリス対ロシアの戦いなのです。ロシアの南下に懸念を感じていたイギリスですが、当時、植民地を統制するのに手がいっぱいだった大英帝国は、ロシアの南下を日本と日英同盟を結ぶことによって防ごうと考えたのです。最強のバルチック艦隊も日本がイギリスと同盟を結んでいたため、イギリスの植民地の港には入港できず、喜望峰を回る長い航海をせざるをえなくなり、日本海海戦の時にはバルチック艦隊側は疲労困憊であったと言われています。日露戦争での日本の勝利は多大にイギリスの後押しがあったからだったのです。戦争の当事者が戦っているように見えて、実際は背後にあるものが本当の戦いをしているケースは稀ではないのです。朝鮮戦争のアメリカVS中国のように。話を幕末に戻しますが、薩長同盟における坂本龍馬の役割に関して少し奇異を感じています。私は司馬遼太郎氏の『龍馬がゆく』を読破し、龍馬は魅力的ですし、龍馬を好きですが、薩長同盟当時の坂本龍馬は単なる土佐藩の脱藩浪人でしかなく、単なる脱藩浪人が薩長同盟という重要な契約の締結書の裏書をしているのが少し奇妙です。何の後ろ盾のない人間に裏書を頼むでしょうか。私は坂本龍馬はイギリスと何か深い関係があったのではないかと推測しています。例えば、フリーメイソンとか(笑)。坂本龍馬の背後にイギリスがいて、イギリスの支援を得るための同盟だったのではないかと。坂本龍馬は長崎で海援隊を結成し、イギリス商人のグラバーとも親交があったと聞きます。後半の坂本龍馬の話はあくまでも私の空想です。歴史とは教科書で習う史実とは違う事実があるものなのです。