NHKの『歴史秘話・ヒストリア』 | 松陰のブログ

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NHKの『歴史秘話・ヒストリア』




私が一番尊敬しているのは吉田松陰先生ですが、最近、北条早雲という人物に興味を持っています。北条氏というと、小田原評定が頭に浮かび、優柔不断で情けないように思われるが、創始者の北条早雲はなかなかの大人物だったと思う。北条早雲は室町幕府の申次衆(役人)から戦国大名になった人物。当時、五公五民の税を四公六民に変更し、農民の負担を軽減した優しい戦国大名です。当時は守銭奴みたいな戦国大名が多かった中、稀な存在です。他の領地の農民が「我等が国も新九郎殿(早雲)の国にならばやと願」ったそうです。北条早雲の肖像画を見たことがありますか?絵を見ると強面なのですが、とても優しい人物だったようです。織田信長が桶狭間の戦いで今川義元を倒しました。色々と勝因が挙げられていますが、その中でも領民が信長を支持したことが大きかったと思います。桶狭間の戦いの際、その奇襲作戦の情報が一切、今川方に漏れなかったそうです。奇襲作戦は情報が漏洩したらアウトです。それは普段から織田信長が領民を労わり、領民に慕われていたので情報が漏れなかったのだと言われています。信長と言うと、比叡山の焼き討ち、明智光秀の謀反等々、残忍なイメージがありますが、桶狭間の戦い当時には領民に優しかったようですよ。楽市楽座というのも画期的な経済政策ですしね。他の戦国大名が厳しい規制をひいている中、自由経済を確立したのですから、それは尾張に富が集中するはずです。織田信長の政策は有名なので言うに及ばずの話ですけど。北条早雲にしても織田信長にしても領民からの支持があったからこそ統治できたのでしょう。北条早雲のように領民に優しい政治こそが原点のように思えます。温故知新。「故ふるきを温たずねて新あたらしきを知しる」。私の個人的な好みではありますが、北条早雲のような国民に優しい政治がいいですね。