NHKの『NHKSP』
最近、野中郁次郎編著の『戦略論の名著』という書籍を読んでいる。
まだ前半の部分までだが、前半を読んで、なかなか面白かった。
なにせ『日本企業にいま大切なこと』という書籍があまりにもひどい駄作だったので、読む前に少し心配したが、『戦略論の名著』の内容は素晴らしいものだった。
中でも「個人の器の中で、経験の質と量がイマジネーションというシステムの身体的な基盤を作る。そこに歴史という情報システムがインプットされ、そうありたい理想とリアリズムが往還する思考を行うと、心のスクリーンに未来が生き生きと描かれ、現実かの如く動き出すのである」（20頁参照）という一節は、戦略を考える上で、非常に参考になる秀逸な文章である。
ただ、私は、経営戦略を考える上で、戦争の戦略から学べるものが多いのではないかと思って、戦争の戦略論の書籍も読んでいる。
戦争の戦略と言うよりは、経営戦略を考える上での情報として戦争の戦略を捉えている。