NHKの『こころの時代』 | 松陰のブログ

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NHKの『こころの時代』

渋谷昌三著『「しぐさ」を見れば心の9割がわかる!』という書籍を紹介する。

私自身はしぐさで人の心が完璧に分かるとは思っていません。その人自身の個性もあるでしょうし、無意味な癖の場合もあると考えているからです。しかし、人の考えを推測する際に、ひとつの確率的に高い判断基準をもつことは有意義なように思えます。そういう意味で渋谷昌三氏著の『「しぐさ」を見れば心の9割がわかる!』という書籍を読みました。

本当にお洒落な人は洋服をたくさん持っていても趣味は一貫しています。エレガントな服が好みという人は、例えスカートが短くても長くてもエレガントで違和感がありません。渋谷昌三氏著の『「しぐさ」を見れば心の9割がわかる!』に拠れば、若い女性は色々な装いを楽しんだ方がよいみたいです。まだアイデンティティの定まっていないうちは、雑誌などがすすめるままにお洒落を楽しんでみて、その中から自分に似合うものや自分の個性を見つけていけばよいそうです。しかし、立派な大人になってから若い人のように流行を追っているのは、子供っぽい人です。こういう人は流行に遅れるとみっともない、という強迫観念にとらわれていることも多いようです。同調性が強く、街で同じような服を着ている人を見ると安心感を覚えたりします。流行に敏感であることと、流行を追いかけることは違います。大人のお洒落は流行に敏感でありながら、自分らしさを保つことが大事。そういう服装をしている人は、人や物を外見や肩書きや値段で判断しません。自分なりの価値観で評価します。それが仕事の上でも発揮され、人望を集めることになるのです(174頁参照)。

食や酒へのこだわり方もまた、性格の表れやすいところです。つい熱くなり、意見が違う人と衝突したりします。ラーメンを巡って会話が繰り広げられたとします。①主張するタイプ。マスコミ情報をチェックし、話題になった店には必ず足を運ぶまめなタイプ。行動力も判断力もあり、一目置かれる人物です。ただ、他人がすることを何かと批判しがちで、必ずしも周囲から好かれる人ではありません。②強いこだわりを見せるタイプ。「これだけは誰にも負けない」という趣味や特技を持っている人。のめり込みやすい性格なので、周りが見えなくなってしまったり、気持ちが空回りしてしまうケースも見受けられます。気の合う相手とは長くつき合え、深い信頼関係も築けます。③耳を傾けるタイプ。「どう思いますか」などと話をふられると、自分が持っている情報を惜しみなく提供します。美味しいものを食べるだけではなく、自分でも包丁を握る人が多く、自分の主張を通すことより周りの人が美味しいと感じることに喜びを覚えるタイプです。周囲に細やかな気配りができる人ですが、やりすぎてうっとうしがられることもあります。④誰にでも賛成のタイプ。美味しいというものなら何でも試してみたいこのタイプは、人間関係もスムーズで、精神的にも安定しています。ただ八方美人な面があり、人の気持ちに上手に対応する一方で、関係を複雑にしてしまうこともあります。例えば、恋愛では異性からの求愛を無下に断ることができず、本命でない相手をその気にさせてしまうこともありそうです(136頁参照)。