【障害者ニュース】障害者通所施設が開所、岐阜の社会福祉法人寄付募り新設 | 愛知県の障害学生の就職活動・障害者雇用を応援するブログ

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【障害者ニュース】障害者通所施設が開所、岐阜の社会福祉法人寄付募り新設


岐阜市の社会福祉法人「ポップコーン福祉会」(西部敏彦理事長)が自前の障害者通所施設を建設し、24日、開所式が行われた。式には利用者と家族など約70人が出席し、門出を祝った。

 同会は、「どんなに重い障害を持っていても、その子が働く喜びなどを実感できる施設を作ろう」を理念に、障害者の保護者らが1998年に設立した。2004年に社会福祉法人となり、クリップ製作やケーキ製造などの軽作業を行う通所施設を運営している。現在、20~65歳の男女19人が利用している。これまでは、同市内のアパート2棟の一部を月計13万円で借りて作業所に充てていた。だが、施設面積は合わせて約160平方メートルと手狭で、年々増える新たな利用希望者に応えることが出来なかった。

 このため、同会は自前で広い新施設の設置を計画。03年12月、同市中西郷の土地約330平方メートル約1000万円で購入した。だが、施設本体の建設資金が足りず、これまで寄付を募り、チャリティーコンサートやバザーを開催するなどして資金をためてきた。

 土地購入から6年越しの念願がかなった施設は、鉄筋3階建て延べ約510平方メートル。総工費は8085万円。広さは3倍以上になり、28人まで利用できるようになった。大型テレビのある休憩室や寝たきりの人に対応した浴槽も設置された。

 29歳の娘が10年以上通所している勝野桂子さん(57)は、「地道な活動が実を結んだ。みんなが生き生きと過ごす姿を見たい」と喜び、施設長の今村正子さんも「これまでは狭くて体を自由に動かすこともままならなかった。これからは皆さんがのびのびと過ごせる」と話していた。

 問い合わせは同会(058・215・7021)へ。