●以下、笑福亭たまファン以外は読まないで下さい。

 

そもそも面白い事の1つも書いてないので。

どうぞお帰りを。長いだけですから。

 

私の落語会に20回以上お越しの方のみお読み下さい。

 

でないと誤解を生むだけですし、こんなしょうもない記事を読まずに

 

他の楽しいブログを見に行ってください(笑)

 

 

これを読んで文句を言う人はそもそも

文句を言うためだけに読もうとする激イタの人だと

思うので・・・どうか他へ行って下さいませ(笑)

 

※あと今回は、「笑福亭たまの動画が無料なのか」が

どうしても気になる人のみ、お読みください。

それ以外は読まなくて大丈夫ですので(笑)

 

 

《私のチャンネル動画が、今のところ無料な理由》

※あくまで現時点で無料で、今後はもちろん不明です。

※コロナの影響の長期化によってフェーズは変わるので(笑)

 

今のところ、私の動画は、しばらくは無料でするつもりです。

他の噺家さんは、有料で全く問題ないです。

今は私個人的な気持ちの問題です。
(と言うか、今までの私の商売のやり方上、せざるをえないと
思っています)

今まで私は多くのお客様に支えられて落語会を運営して来ました。

 

その人達への配慮で考えた結果が、今の動画の方法です。

 

理由は以下です。

 

 

●まず「私の動画を必要とする人はどういう人か?」を考えてみます。

 

自宅待機の現状で、視聴者目線で行くと、

①面白い動画が必要なら、ユーチューバ―などの動画を見るはずです。

 

②落語家の動画で面白いものが必要なら、他の落語家の動画でええはずです。

 

③落語のネタ(演目)の動画を見たいなら、すでにネットには沢山あるのでそれを見たらええはずです。

 

 

ですから、私の動画を是非とも必要とする人は、

 

(あくまで笑福亭たまのライブに行けないので)
「笑福亭たまのライブ」の匂いが必要な方のみのため

に存在すると思います。

 

 

つまり、私の動画は、今のところ、

 

「今まで私のライブを楽しんでくれていたお客様」

 

にのみ必要だということです。

※大阪・東京・名古屋の落語会の顧客名簿の数は2,000人強です。
 それだけ多くのお客様に支えられてきました。その人達の中の誰かが

 私の動画で「ライブの匂い」を必要としていると想定されます。

 

※今、動画で有料にしてる噺家さんのは①~③の顧客ニーズに

対応する「商品」を提供してると言えます。(ひょっとすると遅かれ早かれやっていた人かもしれません)

しかし、私はそういう商品の販売店ではないのです。



●では「なぜ無料にしてるのか?」です。

(もちろんそういう販売店の属性を持たないというのも理由の1つです)

 

お客様の中には「無料で動画を見るのはしのびない」と仰る方もいます。

 

ある意味、私のお客様はそういう風に想ってくれる方も
多いかもしれません。だからこそ、私の動画こそ、無料にすべきなのです。

つまり、そういう気持ちを持つお客様が困窮したら(してたら)・・・と思っての行動です。

今回のコロナの影響で、収入が減った方もいらっしゃるかと思います。
年内とすれば、今は平気でも将来、収入がダメになる方がいるかもしれません。
(おそらく自営業者や派遣の方ですけど)

まず困窮世帯に、有料は辛いです。
しかも毎日のことですから、僅かでも勿体無いと思います。
困窮してる人にとっては、私が気兼ねします。

もし「払いたい人のみ or 払える人のみ払う」システムとしても、
「無料で動画を見るのはしのびない」と思うタイプの人が、
困窮した場合、その人は余計に「見る」のは控えると思います。
もし払わずに見た場合、その人は

「理論上は無料で構わないが、ある種のやましさを覚える」
「払えない自分を感じて卑屈になる」

可能性が出ます。やましい気持ちや卑屈な気持ちで楽しくなれるはずがありません。
わざわざ「動画でええから、私の落語の匂いを感じたいと思ってくれる人」に、
この状況で、そんな気持ちをお客様に感じさせてはいけないと思います。
その人を「お客様」から除外するなら別ですが、平時になれば戻って来れる方々のはずです。
 

今は

 

「どうやってもお金を払えないようにする」

 

システムが大事だと思います。

 

最初から「全員無料」であれば、そこは「払うのに~」と思う人であっても、
皆さん、払う義務が無いなら「平等に無料で」見るでしょう。
(不要なら見ないでしょうし)

ほな誰も「やましさ」を感じなくて良いと思います。
もちろん「今は払える」気持ちがある人も、「いつ払えなくなる」かわからないですし、

それこそ「払うよ」の気持ちは微妙な「揺らぎ」で変わると思うので、

「将来、ひょっと見る人が卑屈になるリスク」を減らしているのです。

 

「有料にして卑屈にさせる」ぐらいなら

「私の無料動画に飽きる」がベストだと思います。

 

面白い動画は世間に無数にあるので、私の動画は、今は
「私のライブの匂いを必要とする人」が見るためだけの動画だからです。

 

それは私の今までの2,000人のライブ顧客のうち、

誰かが見るための顧客サービスであって、

新規客獲得のための「商売」の動画やないからです。

 

長々書きましたが、従来の顧客へのサービスであって、

「商売」ではないからです。

 

※「上燗屋」の「タダなら食てみたろ」(笑福亭たまサービスの今回限定の付き物)と一緒です。

私の場合、お金が取れないのです。

 

(もっと言えば、この無料サービスは、

今までのライブの商売の延長であり、コロナ終息後の

ライブの商売への布石とも言えます

 

 

 

●動画であっても、商品(芸)を売れる噺家は、有料で大丈夫です。

私は、「対面(実演)」でしか、ほぼ効力を発揮しない商品(芸)なので、

動画では有料に出来ないのです。

 

これの判断基準は、お客様ではなく、販売者(噺家)しかわからないことだと思います。

 

クラウドファンディング、寄付、エンタメの販売、すべて問題ないです。

しかし、やり方で(?それをやる人間の違いかもしれませんが)、

1つ間違うと、それは「乞食」になってしまうのです。

 

 

「本当はお金を出したくないのにお金を出させる」or

「よく聞いたらお金は出したくないけど、まあええかと思わせて払わせる」のか、

 

「よくわかって、心からお金を出したいと思わせる」のか、

 

この違いは表面には全く現れないです。表面的行動は「お金が出たかどうか」だけです。

 

おそらく、今後もネット動画で集金できる方向を模索する噺家にとっては

「商売」なので、乞食ではないです。

またビジネスチャンスですから、他の噺家さんは

お客様との共通理解の下、「商売」となるので、全く問題ないです。

(落語家という商売=本業の一部だから有料でええのです)

 

ただ、私は、おそらくコロナが終息したら、動画はやめるし、

動画配信の向上や研究もするつもりもないです。

私のそんな片手間な気持ちの動画でお金を取るのは

気ずつないということです。

 

私の長所はライブなので、「いつかまたライブで楽しく皆さんと会う」ために

今の私の動画は「サービス」です。

 

私の動画は、

クロネコヤマトの配達員が「配達してる動画」を流してる程度のものです。

その動画で「金をくれ!」と言うたら、おかしいのです。

 

他の噺家のは「動画の中身」に価値があるのです。

私のは「生存確認」程度のものです。

だから無料です。

 

 

●後輩の落語家の動画こそ、有料(課金?)システムにすべきですし、

そういうコンテンツについては、観た人はお金を払って欲しいです。

 

現在、落語家の動画配信を見る人の多くは、

今までライブに来ていたお客様だと思います。

 

逆に言うと、今の動画配信は、

「落語ファンの取り合い」の部分も多いです。

 

※私は、今回コロナ騒動で、後輩にキャンセル料を1円も払わず
 済ませてしまいました(汗) 誠に申し訳ないです。

そういう意味でも、今は、私に払うお金は後輩に回ればよいと思います。
(罪滅ぼし?)

もちろん、これが長期化すれば「従来のライブの落語ファン」も
落ち着くところへ落ち着き、ある種の新しい日常が確立されていくと思います。
その時は私も有料化を考えます。
(なぜなら、従来の落語ファンも、きっと落語家の動画を見る時間が減るからです。
その時は私も新規顧客獲得の必要性→新しいビジネスへの参入を考えます)
 

ただ今は、先輩は後輩に仕事を渡せない時期です。
後輩こそ、課金をしてお客様からお金をもらうべきです。

年寄りは機械オンチで課金でき無い方がええぐらいです(笑)

 

もちろん課金によって「力を見せつける先輩」もおるべきです。

それこそ、フェーズや立場や商売方法によって違うのです。

 

<以下、私の思考&予想>

・ライブは「お客様の移動を含めた時間の取り合い」です。

・生配信は、配信時間の取り合いです。

・YOUTUBEなら「動画を見る1日の時間の取り合い」です。

 

一見すると、

YOUTUBEならライブより「いっぱい観られる」から、

落語のマーケットにおいて、何も問題ないように思いますが・・・、

 

実はYOUTUBEの落語家配信は、

見すぎて「食傷気味」になる弊害があります(笑)

 

つまり、落語ファンが早くに卒業する危険性があります。

 

ライブなら「わざわざ足を運んで1日1件(土日なら2件)」なので、

従来のヘビーユーザーでも「楽しめるコンテンツ」です。

 

しかし、1日に数本の落語家の動画を見るとさすがに飽きます(笑)

 

 

落語ファンを「カレーライス好き」に例えると、

 

レベル1:年1~2回は落語会行く=世間的には「落語好き」

=好きな食べ物「カレー」て答えるけど、わざわざ探さない。

 食卓に出たら「やったー!」言うぐらい。

 

レベル2:1ヵ月に平均1~2回落語会に行く=「落語ファン」

=「1週間に1~2回カレー食べてる」

 

レベル3:「東京かわら版」「よせぴっ」「ねたのたね」を見て月に数回行く人=「落語マニア」

=「毎日カレー食べてる」

 

だが、YOUTUBE動画で、落語ファンと落語マニアは

時間的余裕から、“いっぱい見る事が出来る”がゆえに、このままでは

 

レベル4:毎日数回「落語家の動画」を見る人=「(呼称無し)」

「毎食カレーを食べる人」(ひょっとすると更に、おやつも夜食も、カレーうどんかもしれない)

 

になる可能性が出る・・・。

もうレベル4は緊急事態だ。

 

そうなると落語ファンと落語マニアは減っていくだろう。

(もちろん、外出自粛のおかげでYOUTUBEからの新規顧客の開拓はあると思うが、

従来のライブのお客の減少は否めない。またYOUTUBEの新規顧客は

コロナ終息後、ライブの顧客になるか心配ではある)

 

一方で、落語ファンと落語マニアは卒業せずに、

自ずと「観る動画」は厳選していく人も発生するはずです。

 

ですから動画配信であっても、時間とともに、

自ずと競争がある程度発生していくと思います。

(激化とも言えるし、、面白いコンテンツへの収束とも言える)

 

その時には、私も有料コンテンツとしてマーケットへ参入するかもしれません。

 

 

 

●今後について

 

①ひょっとすると、いずれ「クラウドファンディング」や「寄付」を求めるかもしれません。

 

ベタに生活費が足りなくなる場合もあるかもしれませんが、

それとは別に「コロナ終息後」に大きな事業をしようと計画しています。

そのためには結構な資金が必要です。

その時には皆様、浄財をお願い致します(急に宗教色出ましたが・・・)

 

②動画配信も有料にするかもしれません。

ライブが超長期的に不可能だとなったり、

完全にお客様が私の無料動画に飽きた場合は、

今の無料動画の存在価値は無くなるので、ちゃんとしたコンテンツで

有料にしようと思います。(変な話ですが、ほとんど誰も見なくなったら有料に変更します(笑)

それがフェーズが変わった時と思っています。

指数関数的に「誰も見なくなっていく」時ですね。

動画をロックダウンします。

 

 

 

●最後に・・・

(また細野さんに怒られるかもしれないので内緒にして下さい。

ただ、細野さんの意志とは、最後の部分で合致するので、

【細野さんに誤解のないように】と書いた部分を読んで下さい。

たいがい、違うように伝わるからな・・・。

最後をしっかり読んでくれたら怒られないと思うので、

ちゃんと皆様、ご理解お願い致します。)

 

 

・落語会の払い戻しの件もそうです(笑)

 

お客様が「イベントの払い戻し辞退」をすると、

イベント主催者にチケット売上は行き、顧客が買ったチケットは寄付扱いになる

そうです。(主催者はそれの登録の必要があるそうです)

その寄付制度を国が整備してくれてるそうですが・・・。

今のところ、政治家の方々は、その制度を芸能関係団体に活用するように

促しているそうですが・・・なかなか積極的でない(当たり前や。その理由は下記)

 

 

主催者は当たり前ですが、

 

「払い戻し期間での払い戻しをお客様に促す」

 

立場で、

 

「払い戻しの自粛要請」をすべきではありません。

 

(★だから私の落語会の払い戻しは遠慮なしにどうぞ)

 

 

もし払い戻し辞退を堂々とお客に促す主催者は、

 

「エンタメ」=「人を喜ばせる」

 

という趣旨から離れており、それを促すような主催者は、

 

二回目以降、そいつのチケットを買いたいとお客様は思いません(笑)

 

それは自分で自分の首を締めます。

 

 

もちろん、非常事態だから「お客様」も許してくれるのかもしれませんが、

 

そのエンタメ業者は、少なくともそのターンは「乞食」になるということです。

 

しかも、「合法的に」という甘い言葉の罠があります。

 

うかうかっと「乞食」への道を促されているのです。

 

じゃあ、聞きます。そんな「乞食の芸」をお客様は見たいのだろうか?

 

・・・答えは、NO!だ。

 

乞食でない「芸」だからこそ、ライブエンターテイメントは「商売」なりえたのだと思う。

 

 

エンタメ業界が今、その政策に積極的でないのは、

 

「人を楽しませる」には「良心」が重要だからだと思う。

 

その意味で「エンタメ業界は捨てたもんやない」とも思いました(笑)

・・・何様や。上から目線ですいません。

 

 

【細野さんに誤解が無いように】

・エンタメ業界は細野さんの提案は有難いと思うはず。

・ただしエンタメ業界の告知は、払い戻し期間が過ぎてから!(という気持ちになる)

・もちろん政府がそれを宣伝して下さるのは有難い。

 ↑

 ある程度過ぎた頃に(あるいは終わったら)、

 堂々とエンタメ業界は細野さんの提案に乗っかれます。

 ↑

 今、我々がそれに乗っかれないのは、「乞食になる」=「エンタメでなくなる」のと、

 「コロナ終息後、その主催者のチケットは売れなくなる実利」の2つの理由です。

 

※ほんの些細な事なのですが、

 

本人が「めぐんでくれ!」と言えば「乞食」になる。

誰かが誰かに、あそこに「寄付しよう」と言うのは、「寄付」になる。

 

お金の流れは一緒でも、「心」が違うのであり、「心をやり取り」するのが

「エンタメ」だと思う。

 

 

※あくまで「時間」の問題で、そこはスピーディでなくても大丈夫です。

 逆に細野さん達、政治家の方々が「気にかけて下さった」事は、

 私としては、一律10万円の給付よりも「尊い」ことだと思います。

 きっと出来る範囲で「ちゃんと」進めてくれたという気持ちが

 そこにあったからです。

 つまり、細野さん達の「エンタメ」があったからです。