§11-80 天皇賞・春 ◎サイレントメロディ(17番人気10着)▲30000円 | 男の勝負伝説

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【天皇賞春・解の公式 2014】
・高速馬場の前残りを狙え!


今年の京都開催は極端な高速馬場だ。
下鴨Sもあやめ賞も前残りの決着だった。
だから、長く脚を使える馬の前残りを狙う。

やっぱ高速馬場ってのがキーポイントだろう。



キズナが1倍台の人気を背負って1本被りのレース。
間違いなく展開が生まれるだろう。
追込み勢に強い馬がそろっているので、前行く馬たちは楽ができそう。

高速馬場向きといえばフェノーメノだろう。
ただし、ステイゴールド産駒の本質からしたら京都は合わないはず。
去年勝てたのはメンバーが弱かったこと、強い逃げ馬がいなかったこと。
今年は若干わけが違う。
フェノーメノはロングスパートが効くタイプでもないのでやや危ない。
そこそこ人気なのでこのあたりは厳しく判定しよう。

前に行く馬といえば、京都記念の逃げが印象的だったデスペラードはどうか。
デスペラードは高速馬場に対する適性が若干不安ではある。
京都記念が展開利を狙っての逃げだった。
それに手の内を一度さらしてしまったのもまた
今回の作戦としては有効ではないだろう。

となると他の逃げそうな馬を探すことになるが
サトノノブレスはノーマークの逃げを打つには浜中では役不足だ。
おそらくハナを主張する馬に譲ってしまうのでは。
逃げ宣言はしていないし、ある程度の位置とのこと。
大人しい浜中なら逃げないだろう。
ただそれでも強い逃げ馬を追いかける競馬で連対してる実績は重視しよう。
つまり菊花賞でバンデを捉えた実績。

ではどの馬が逃げそうか。
サイレントメロディはどうか。
日経賞は3番手からの競馬で長く脚を使い4角も先頭集団にいたが
脚の貯まった馬たちに置き去りにされた。
だが、大逃げを打てば追込み勢の脚を済崩しに使わせることもできるかもしれない。
休み明けの芝戻り日経賞であれだけ好走
(0.8差7着だが、同じ休み明けフェノーメノと0.3秒差)できたのだから、
叩き2戦目、本番の今度は思い切った競馬をすることもできるはずだ。
デスペラードが逃げれば2番手からの競馬でもいいが
これだけ人気がなければ捨身の逃げにフェイクできて都合がいい。
出来ればデスペラードに譲らずに逃げてもらいたい。
枠順的には都合がいいのだし。
とにかく後続は団子になるだろうから、前が有利なのには違いない。
能力が高いのは東海S3着で示している。
芝ダート両刀なのははっきりしているのだから
この馬のポテンシャルに期待しよう。
母父サンデーと今の馬場はとても相性がいい。
前日下鴨Sの1、2着は母父サンデーサイレンスだったのだし。
それも逃げ・逃げのワンツーだった。

そもそもダート実績のある馬の台頭が目立つレースでもある。

【馬券になったダート実績がある馬】
・アドマイヤジュピタ、ビートブラック、シルクフェイマス
・ビッグゴールド、アルナスライン、イングランディーレ


4、5番手からの競馬になりそうなのがアドマイヤラクティ。
この馬は長く脚を使えるので京都向きなのは京都大賞典の4着からうかがえる。
去年からのパワーアップは阪神大賞典で確認できた。
このときの仕上がりがいかにも休み明けの仕上げ、そこからの上積みは大きそう。
ハーツクライ産駒は5~6歳くらいで本格化を迎える馬が多い。
やや遅咲きのこの馬、四位も手ごたえを感じているはずだ。
京都大賞典で高速馬場を経験しているのも強み。
ビートブラックが勝っているように、
京都大賞典は結構リンクするレースでもあるので
ここで差のない4着だったラクティはハーツクライ産駒の中でも最も買いの馬だろう。

同じハーツクライ産駒のフェイムゲームは素質の片鱗こそあるが
いかにもこれからの馬といった感じ。

ウインバリアシオンは3着の実績があるので侮れないが、
追込み脚質でこの高速決着で脚が貯まるか疑問があるし、
テン乗りのシュタルケが信用できない。
青葉賞ではワールドインパクトの人気を裏切ったばかりである。(2着)
騎乗っぷりをみるとよれて走っているシーンを何度も見てきた。
ほかの外国人ジョッキーと違って
馬をまっすぐ走らせることができないのはマイナスだろう。
ただでさえ脚のためどころが難しい馬。

キズナも高速決着に裏付けがないので無印にした。
後ろから行く馬は脚が貯まらなかったらそれまで。
そんなハイリスクの人気馬に印はいらない。
それに武の傲慢な口ぶりから、「飛ぶ」パターンと読んだ。
出る杭は打たれる、まず一発を狙ってくる馬にやられる。
自分の競馬をすれば勝てると自信こいてる武は危なそうだろ。
勿論来てもおかしくはないが、来たところで取りこぼしても全然惜しくはない。

ゴールドシップは高速馬場は向かないのはこれまで何度も見てきた。
今更巻き返しとか克服を期待するほうが都合がいいという話だ。
あんだけ動きが鈍い馬に高速馬場は向かない。
3角から捲ったところで前も止まらないんだから届かなくて当たり前。
菊花賞とは相手が違うのだから。
当然無印。

以下、前で競馬もできる万葉S勝ちタニノエポレット、
そして前述デスペラード、
去年の勝ち馬フェノーメノ。

◎ ④サイレントメロディ
○ ⑮アドマイヤラクティ
▲ ③サトノノブレス
△ ⑨⑱⑦

単勝・複勝 ◎ @10000円
3連単・3連複 ◎→○→▲ 1点・1点 @200円
3連単・3連複 ◎→印→印 20点・10点 @100円 
3連単・3連複 ◎→○→全 16点・16点 @100円
3連単・3連複 ◎○▲→◎○▲→印 24点・10点 @100円

計 30000円



≫結果

ゆったりした流れになり脚の溜まった馬たちの追込み決着。
期待していた展開にはならなかった。

キズナはブットビ。
タケ、調子こいてっからだよ。
いくらキズナでも何の策もなしではG1は簡単には勝てないということだろう。

フェノーメノは蛯名の「挑戦者の気持ちで臨む」という
謙虚な姿勢がもたらした勝利にも見えた。

乗り替わりになったウインバリアシオンは
シュタルケのままだったら連を外していたかもしれない。