§11-38 フェブラリーS ◎ソロル(10番人気12着)▲5800円 | 男の勝負伝説

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【フェブラリーS・解の公式 2014】
・東京マイル向きの時計勝負タイプを選ぶ。


時計勝負に強いタイプ。これが今回のポイントだろう。
かなり混戦なので絞り込むキーファクターが欲しいところだが
これで行くことに決めた。

特にレコードホルダーには注目。



去年のJCダートはかなり遅いワースト(1.50.6)に迫る決着(1.50.4)だった。
時計の速い決着が予想される今回はJCDの結果とリンクしないだろう。
特にJCDの先行勢。
ブライトライン、ホッコータルマエは時計決着に対応できない可能性がある。
芝スタートの東京マイルでしかもG1で、しかも砂の浅い軽いダートで
さらに脚抜きが良いとなるとまず究極の時計勝負になる。

タルマエが怪しいという根拠は地方G1にもある。
南部杯はエスポワールシチーが引っ張るやや速いペースに対応できず
2着と格好だけはつけたが人気を裏切る結果となった。
そして千8の持ち時計1.49.5もG1馬としては物足りない。
この馬は地方を勝ちすぎて交流G1ペースの馬になっている。
時計のかかるダートが得意な馬なのだ!
中央のダートをあまり使ってないのでまだこのことが公にはばれていない。
2度のJCD3着。これがこの馬の限界だ。
今回は得意条件でもない東京マイルG1となるともうごまかしは効かない。
馬群に沈んでいく姿が目に浮かぶ。

同様にベルシャザールも本命を打つほどじゃない。
タルマエのように前で粘りきれずに垂れたわけじゃないから
タルマエよりは評価が高いが、JCDの時計が速くないというのが理由。
G1で1着ってだけが評価されて人気なら逆にいらない。
武蔵野Sの持ち時計1.35.3はいいことはいいが、
それでもダノンカモンとアドマイヤロイヤルの持ち時計1.34.8には劣っている。
果たして6歳で、時計の出る馬場になってこれがマークできるかどうか。
もし武蔵野Sの1.35.3が搾りカスならば
伸びシロの大きい4歳馬の台頭に「やられる」。

同じような理由でスピードよりパワーに偏重したタイプの
Gアリュール産駒の馬もやや危険だ。
Gアリュール産駒は土曜日に11頭出走して、なんと全滅だった。
とても今の馬場がGアリュール産駒向きであるとは思えない。
Gアリュール産駒で時計を持っているのはシルクフォーチュンだけだ。
Gアリュールの弟ゴールスキー(ネオユニヴァース産駒)はやや物足りない。
コパノリッキーに関してはまだ未知。

時計が信頼できる基準と考えると、
すばるSをレコード勝ちしたベストウォーリアがいいだろう。
武蔵野Sはベルシャザールに負けてるじゃないかというが、
G3とG1ではペースが全く違う。
それに仕掛けが遅れたことを考えると内容的にはほぼ互角。
ペースがあがると逆転まである。

ソロルの花園Sの勝ち時計もかなり優秀だ。
勝ち時計1.48.6はニホンピロアワーズのJCD勝ち時計1.48.8よりも0秒2速い。
千8の時計ではワンダーアキュートの1.48.4が最も速いが、
これは3年前の記録。
ワンダーアキュートが目下8歳で3年前の記録を更新するとは思えないが、
ソロルはまだ4歳。成長を見込めば更新する可能性を残している。
この馬は父・母父が同じサクセスブロッケン(09年勝ち馬)のイメージがある。

ダノンカモンはどうか。
時計の決着といえばプロキオンSの時計もかなり早い決着だった。
勝ち馬アドマイヤロイヤルはこのレースをレコードで勝った。
しかし3着のダノンカモンまでは同タイムで僅差の決着。
そして東京マイルの持ち時計もこの2頭は全く同じ。
ダノンカモンとアドマイヤロイヤルの力はほぼ互角とみていい。
アドマイヤロイヤルとのオッズの差を考えると、ダノンカモンのほうが買いだ。
1頭になるとソラを使うが、
今回はそうはならないだろうし有力な1頭だ。
今回は芝スタートのコース。
枠順の差を考えると、外枠発走で芝を長く走れるダノンカモンのほうが有利だ。
前走は9着だが0秒4しか負けていない。
休み明けは走らない馬がこれだけやれれば十分。
むしろ本番に向けて視界は良好だろう。
この馬もソロルと同じシンボリクリスエス産駒。

◎ ③ソロル
○ ②ベストウォーリア↑
▲ ⑭ダノンカモン↑
△ ④⑦⑨

3連単・3連複 ◎→○→全 14点@100円・14点@100円
3連単・3連複 ◎→印→印 20点@100円・10点@100円

計 5800円



≫結果

◎ ③ソロル(10) ⇒12着
○ ②ベストウォーリア(3) ⇒13着
▲ ⑭ダノンカモン(15) ⇒7着

うーん、思ったのと逆の展開になることが多すぎる。
ほんとスロー競馬ばっかりだな…

WIN5で買い目にコパノリッキーが入ってるのに本命にできなかったあたりが弱い。
霜月Sの本命がコパノリッキーだったがタイミングが悪い。

とはいえ、コパノリッキーは霜月Sで1番人気だったので、
熱い思いをしている人間も多かったことだろう。

コパノリッキーが兵庫CSで圧勝していたのを多くの人間は忘れてたのだ。俺も。

展開読み的には拮抗している上位がけん制しあってスローになり
ノーマークの前が有利な展開になるというシナリオを想定できなかった時点で負けなのだ。

4歳世代でまだ底を見せていなかったのは
コパノリッキーだったと結果を見てから納得するのだった。(おわり)