【3連1点#19】東京大賞典◎ローマンレジェンド6着 | 男の勝負伝説

男の勝負伝説

全ての勝負師に捧げる永遠の勝負伝説
確率を超えた「勝負」のための競馬研究

【東京大賞典・男の解の公式 2013】
・負けた馬の巻き返しを狙え!


去年の東京大賞典はJCDで負けた馬のワンツーで決まった。
1着が4歳のローマンレジェンド、2着が3歳のハタノヴァンール。
歴戦の猛者のワンダーアキュートは3着に敗れた。
ワンツーの2頭はアガリ馬、おそらく相手弱化で地力を発揮できたからだ。

アガリ馬は一度中央G1で壁に突き当たるが、
弱い馬が半分以上で捌きやすいこの辺りで巻き返してくる可能性がある。
アガリ馬の一度ハイレベルな重賞を使った上積みを見込むのが最も配当妙味。



作戦からすると狙いはサトノプリンシパルだ。
APインディー系の父馬は同系統テスタマッタのイメージでいいんじゃないか。
この馬は間違いなく3歳の中でも上位の力がある。
それは疑わざるところだろう。
伏竜Sはインカンテーション(4着)に先着の3着。
レパードSはインカンテーションにこそ敗れたものの、ケイアイレオーネに先着。
シリウスS、ブラジルCは二桁に敗れたが、これはマークもきつかったからだ。
シリウスSは1番人気背負ってケイアイレオーネに負けたわけだが、
そもそもケイアイレオーネとは互角以上の力があるのは間違いないだろう。
みやこSはブライトラインが勝ったが、2着インカンテーションとはタイム差が0。
そのブライトラインはJCD4着と健闘した。
モノサシのモノサシで比較すると、気良くマトモに走れればサトノプリンシパルでも
JCDに出走していたら上位に食い込むくらいの上積みがあったかもしれない。

4強対決と見られていて行く馬もいて今回はマークも緩むはず。
そして脚抜きの良いやや重馬場もこの馬には向きそう。
(完全にJDDを勝ったときのテスタマッタのイメージだが)
稽古でダイワマッジョーレに先着していて放牧明けで調子はかなり上向きのようだ。
巻き返してくる気配がビンビンにある。
チョンボ2回やって役満ツモ!ってな感じで巻き返して全然おかしくない。

またローマンレジェンドの巻き返しにも注目したい。
この馬、東京大賞典を去年勝っているにもかかわらず人気がイマイチ。
帝王賞6着は馬場が敗因だろうし、みやこS3着はトップハンデ、
かしわ記念3着は距離適性の差(2着はマイル巧者エスポワールシチー)。
JCD13着はおそらくまともに走ってないというか途中で競馬をやめている。
JCD惨敗はもしかしたら東京大賞典連覇に備えて目一杯ヤラなかったかもしれないだろ。
じゃなきゃみやこS3着でやれることを示した意味がない。
この3着はブライトラインとは斤量差が3キロもあったのだから負けてなお強し。
そのブライトランはJCD4着なのだから当然ローマンもG1上位の力は間違いなくある。
スペシャルウィーク産駒が5歳でも走るのはゴルトブリッツが帝王賞勝ちで証明している。
「衰えた」と考えるのはおそらく間違い。
この馬もやや重馬場は合うのでは?

3頭目はワンダーアキュート。
この馬は使いベリしないどころか使えば使うほど良くなるタイプ。
武も手が合うので、大井で先行馬に武が乗るなら馬券圏内に食い込む可能性が高い。
枠順もいいとこ引いたことだし、武なら距離ロスなく走るはず、
ヴァーミリアンで東京大賞典の戦い方を知っている豊大明神。
こいつは馬券に入れておいたほうがいい。

逆にやばそうなのがホッコータルマエ。
今年はG1を使いに使って、JCDがピークだったろう。
JCDの直線の幸のムチの入れ方はこれ以上ないってくらい渾身だった。
人気を背負っての出走で負けられないのだからしょうがない。
それでも負けたのは負けた。
アガリの競馬だったという言い訳も出来るが、秋競馬の消耗の反動が寧ろ怖い。
JCDからのお釣があるとはちょっと考えにくい。

ニホンピロアワーズは昨日の酒井の騎乗ぶりを見て
狙いを下げたほうがいいなと思ったのだ。
もし、ローマンとニホンピロの力関係がガチで互角ならば
ここで勝つのは岩田のような気がしてならない。
帝王賞は2着だったが、穿った見方をすれば馬場が味方したようにも見える。
JCDは5着と休み明けにしては健闘したが、
外枠でも5着が精一杯、まだ復調途上とみれば再度掲示板どまりに終わるかも。
この馬からは勝負気配があまり伝わってこないという感覚もある。
だって、JCDは連覇がかかっていたのだからここがメイチだったろう。
それに不器用な馬なので中枠も良くない。この馬が一番いいのは外枠。

まとめると、脚抜きの良い馬場ならローマンとサトノがチャンス十分。

馬券的には5強と見れば、ローマンとサトノのワンツーが最も配当妙味があるだろう。
連覇を狙っているローマンのほうを本命にした。勝負気配重視!
かしわ記念の1番人気で◎を打った貸しをここで返してもらおう。

◎ ↑⑦ローマンレジェンド(4)
○ ↑⑨サトノプリンシパル(5)
▲ →④ワンダーアキュート(3)

3連単 ◎→○→▲ 1万両 1点勝負!
3連複 ◎-○-▲ 1万両 1点勝負!


なんと、1・2番人気がだいぶ人気を背負っているので
4、5番人気を2頭軸にするだけでメチャメチャ高配当になる。

兵庫GTに続いて爆烈か?
⑦→⑨→④ 770倍 ④-⑦-⑨ 50倍


≫結果

1着 … ⑤ホッコータルマエ(1)
2着 ▲ ④ワンダーアキュート(2)
3着 … ⑥ニホンピロアワーズ(3)

4着 ○ ⑨サトノプリンシパル(5)
6着 ◎ ⑦ローマンレジェンド(4)

人気通りの決着。
まるで出来レースのようだ。

しかしこのレース、ちょっとした事件が。
ゲートで暴れて外傷を負ったローマンレジェンドを馬体検査せずに
そのまんま出走させてしまったのだ。
検査して外傷がレースに影響するとなれば取り消しになる可能性もあったわけだ。
取り消しにすると売上に響くせいか、強引にスターターはゲートを開けてしまった。
ローマンは当然レースにはならない状態だった。
自分の馬券が返還にならなかったから悔しいというよりも、
他にローマン買ってた人間も多かったはず。
平場のレースとは違うんだから、もっと慎重な対応をしないとやばいだろ。

サトノプリンシパルは果敢に逃げを打った。
人気3頭に交わされてもなお、
差し返す勝負根性を見せてくれた辺りは見ごたえがあった。