§10-83 NHKマイルC ◎モグモグパクパク(14番人気14着)▲2000円 | 男の勝負伝説

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【NHKマイルC・解の公式 2013】
・ファルコンS組に注意! モデル馬=ジョーカプチーノ


ファルコンS組は要注意。
中京コースが改修になり坂が出来た。しかもこのレースは1400mに替わった。
従来のローカルスプリント戦から一変し、東京マイルにかなり近くなったからだ。
それに今年のメンバーは結構ハイレベルだったんじゃないか。
NZTはモグモグもピカチュウもマイネルホウオウに先着してるんだし。
NZT上位3頭は前残りの展開を味方にしただけだろう。

このレース、どうも胡散臭い。行く馬が人気サイドで揃いすぎている。
なので前がやり合う展開が考えられる。
マイネルエテルネルが朝日杯同様に一か八かの逃げを打ったとしても
次位コパノリチャードもエーシントップもどちらも譲らないだろう。
2頭がやり合う中ペースがあがり先行勢が団子になり、
後ろから来る馬は前がバテたところをゴボウ抜き、
こんな前崩れのシナリオを想定してみる。

このレース、最初の評価はかなり考えた。
ゴットフリート→レッドアリオン→フラムドグロワールだったが、
今までのNHKマイルを見ても、そんな大人しい結果にはまずならない。
やはり胡散臭い。
そもそも3歳のマイルG1なんて荒れるためにあるようなもんだ。
勝負気配や上積み、展開のマギレを読むのも醍醐味。
時計や重賞実績だけが競馬ではないという結果を見てみたい。

ステップ
ファルコンSNZT共同通信杯毎日杯
アーリントンCシンザン記念朝日杯FS皐月賞

過去の勝負伝説
20122009200820072006

注目馬
□レッドアリオン□ゴットフリート□ガイヤースヴェルト
□フラムドグロワール□モグモグパクパク□カシノピカチュウ
□ローガンサファイア



今回は消しの馬から行く。

まずエーシントップは消そう。
エーシントップが危なげなく勝った重賞レースは全てスローの前残り。
シンザン記念も内をロスなく廻してのもので
あと半ハロンもあればヘミングウェイに差されそうだった。
こんな馬が1番人気ならむしろいらない。
今回コパノリチャードという強い同型がいるので今までのような楽はできない。

皐月賞でモロさを見せたコパノリチャードも消そう。
底が見えた逃げ馬だし、アーリントンCもメンツに恵まれていた。
控えるとは思えないし、控えたところでダイワメジャー産駒に瞬発力はないだろう。

アットウィルも牝馬にキレ負けしているようではいらない。

ザラストロは直線の坂が鬼門なんじゃないか。
NZTで期待してみたが、やっぱ平坦コース向きだろう。
京都もダメ、中山もダメでは平坦コースでしか弾けないのでは。
人気薄は魅力だがここは見切ろう。

ストーミングスターも前の混戦に巻き込まれて止まりそう。
決め脚がないのが弱み。

マイネルエテルネルは瞬発力もない、逃げようにも同型だらけ。
八方塞り。

ディアセルヴィスはローカル向きだろう。

シャイニープリンスはティーハーフとどっこいどっこいの競馬では通用しない。

フラムドグロワールはポテンシャルが高いのは間違いないが
末が甘くなると危ないのでばっさり消す。

◎ モグモグパクパク
ファルコンSで本命にした馬。こいつには武器となる瞬発力がある。
瞬発力が活きる流れになれば勝機十分。
京王杯2歳Sはアガリ№2でエーシントップから0.7秒差の7着。
エーシントップが作った流れは前残りのスローペース。
このレースでアガリ№2で追い込んできた内容がまず評価できる。
黒松賞はアガリ最速で楽勝。XマスローズSで連勝。
ファルコンSもアガリ№2で4着。これも時計的には上位とは殆ど差がない。
インパルスヒーローやカシノピカチュウとは枠順の差があった。
続くNZTは中山ということで対抗評価としたが、0.5秒差の6着。
だが、雨で前残りの展開を追い込んできたのはまた評価できる。
結構不運な展開に泣かされてきたが、今回はベストな条件になる。
父メイショウボーラーはNHKマイルは3着の実績がある。
多分東京マイルがベスト。自在で器用な立ち回りが出来るのも強み。
後方からゴボウ抜きして前がやりあってるのを尻目に1着のシーンが目に浮かぶ。

○ ローガンサファイア
この馬良くねえか?
ききょうSはプリンセスジャックと同タイム。
リンドウ賞はクロフネサプライズの2着。牝馬ではトップクラスだろう。
その後2戦はリズムを崩したが立て直しに成功して
マーガレットSはファルコンS3着のエールブリーズに圧勝。
エールブリーズは1番人気だった。
ファルコンSはハイレベルだったと見てるのでエールブリーズを物差しにすれば
ローガンサファイアはかなり強いという見かたが可能だろう。
アットウィルも下した。それもアガリ最速で。
牝馬クラシックには目もくれず手薄なNHKマイルを狙っての参戦だろう。
これはチャンス大。

▲ カシノピカチュウ
短距離の配合でしんどそうだが、NZTでマイルにもそれなりに対応してきた。
これが東京に変われば瞬発力が武器になる可能性はある。
Danzigの血統もパワー寄りの末脚につながりそうで
東京はインパルスヒーロー相手の3着がある。だから東京替わりはプラス。
配合は短距離だがNZTくらい走れれば逆転は可能。デムーロ弟の腕にも期待。
モグモグとの印の差はマイル適性だけだ。

△ ゴットフリート
NZTはマトモに走ってない。こいつには瞬発力という大きな武器がある。
きんもくせい特別はマイネルホウオウを凌ぐ32.6の鬼脚。
共同通信杯はメイケイペガスターに並ぶ33.8。確実に直線では飛んでくる。
課題はスタートだけだが、東京コースならゲート下手の不利は巻き返せる。
ノーザンファーム天栄調整なのも上積みがあるのでは。
展開に左右されずに高いレベルで重賞で好走できる力はすでに示してきている。
ただ、なんか詰めが甘くないか。この馬。
朝日杯3着だが上位2頭とは若干差がありそうだし、
共同通信杯は堂々と勝ってほしかったところ。
思わぬ伏兵に足もとを掬われるような気がしてならない。

△ レッドアリオン
ディープスカイに近い配合でいかにもNHKマイル向き。
東京コースに近い設定の中京にアガリ最速の勝ち鞍がある。(フローラルウォーク賞)
NZTはエーシントップのスピードに屈したが、ここは巻き返しがありそうだ。
アーリントンカップはコパノリチャード前残りの展開を差してきて入着。
これは福永がヘボだっただけ。勝てたレースだった。
少なくともカオスモスには先着できていた。
シンザン記念も前残りの決着だった。ここでの5着は展開が向かなかった。
同じく差して来たヘミングウェイは2着だったが池添が内を巧く突いたからだ。
ただNZTは展開利があったのだからエーシントップを逃がさずに捉えて
勝ってほしいところだった。

△ マイネルホウオウ
決め脚に欠ける欠点があるが立ち回りの巧さは買える。
スプリングSで控える競馬も出来ることを示した。
ただ、中山巧者くさい。東京はどうか。

△ ガイヤースヴェルト
毎日杯2着。
こいつもノーザンファーム天栄で調整してきた馬で注意。(フラムドグロワールも)
ただ、ガイヤーズの胴長の体型は距離短縮向きではない。
毎日杯は時計的には評価できるが、キズナには完敗。
後ろからバッサリとやられそう。
人気過ぎて買いたくないが、調教がいい馬はおさえるほうがいい。
エーシントップも調教がいいが、底が見えてるのでこっちは消しのまんまで良し。

△ インパルスヒーロー
ピカチュウとモグモグと同じ理由で買い。

単勝 ◎ 500円
3連単 ◎→○▲→○▲ 100円
3連単 ◎→○→△△△△△ @100円
3連複 ◎-○-印 @100円

計 1800円


そうだ!ワイド万馬券ってのはまだ獲ったことないから少し買っとこう。

ワイド ◎…○ 200円

計 2000円



≫結果

1着 △ ⑧マイネルホウオウ(10)
2着 △ ⑰インパルスヒーロー(6)
3着 … ⑫フラムドグロワール(8)


まず展開は読み通り完全な前潰れ。
この展開で唯一残ったフラムドグロワールが一番強い競馬だった。
こいゆう素質馬はいつ見えない武器を使ってくるかわからんから要注意だ。
ルーラーシップがそうであるように。

ワンツーは最後方から追い込んできた馬。
マイネルホウオウはここがピークの仕上げだった。
2着インパルスヒーローはファルコンSまでの連勝の勢いもあった。
もたれていなかったら勝っていた可能性まである。

かなり読みにくかったが、ファルコンSの評価を考えると
インパルスヒーローを軸にすべきだったかもしれない。
そうすれば100万馬券を獲れていた。

狙っていたファルコンS組、モグモグパクパクとカシノピカチュウは伸びあぐねたあたり
距離が長かったのかもしれない。
もしダメなら「距離」だろうとは思ったが本当にそうなった。
ピカチュウのほうは前が詰まって足を余している。
結果からするとピカチュウのほうが力は上。
モグモグはG1は通用しない感じ。
どちらも距離短縮で巻き返せる力はあるだろう。

レッドアリオンは大出遅れのロスを取り戻せず4着に惜敗。