§6-46 スプリンターズS ◎サンダルフォン(11番人気9着)▲18000円 | 男の勝負伝説

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【スプリンターズS・解の公式 2009】
・ローテーションの順調な馬を選ぶ


スプリント重賞の連覇例は少ない。
スプリンターは使い減りしやすいという読みの元に、「ヤリ」の馬を選ぶのがいいかと。
とくに、スプリントの頂点を目指して来た馬を狙う。
マイラーだが、スプリンターだがどっちつかずの半端な馬は軽視する方針。

内外の有利不利が微妙だが、大外枠が不利ということ以外は大差なし、展開次第としておきたい。

【中山1200mコース解説】 ※by JRA-VAN

2コーナーを回りきって向正面に入ったところがスタート地点。
おむすび型をしている中山コースの山の頂上からのスタートで、いきなり約400mの間で約4mの勾配の下り坂になっている。
したがって、テンから加速がつきやすく、勢いをつけたまま3~4コーナーを回り、最後の直線を駆け上がる。
短距離戦なので基本的には先行力が必要だが、逃げ切るにはかなりの力がいる。
特にスプリンターズSを含む重賞・OPクラスのレースで逃げ切るのは難しく、好位抜け出しがベスト。
前に行けて、なおかつ終い踏ん張る脚が必要。最後に急坂があるので差しも決まる。
枠順はやや内枠有利で、大外枠が不利。揉まれない外枠の方が有利と思われがちだが、メンバーや流れ次第。
先行力がある馬ならば距離ロスなく進める内枠の方がいい。
データ的にも多頭数になった場合の8枠は成績が良くない。

デュランダルのような馬なら大外一気も決まるので、前から買えばいいというわけでもない。



今年のスプリンターズSは「時計決着になる」という読みがある。
順調なローテを使ってきた馬の中から、ハイペースの流れに対応できる馬を選ぶ。

まず1200の持ち時計だが、

1.06.9 トレノジュビリー 09年テレビ愛知OP
1.07.1 キンシャサノキセキ 08年高松宮記念
1.07.3 カノヤザクラ 09年セントウルS
1.07.4 ローレルゲレイロ 08年高松宮記念
1.07.5 ヤマニンエマイユ 08年北九州短距離S
サンダルフォン 09年北九州記念


トレノジュビリー
09年テレビ愛知OPの勝ち時計1.06.9は中京の開幕週でのもので、いつも時計決着になる。
…とはいえ、1分6秒台で走るのは並じゃないスピード。1ハロン11秒平均(3ハロン33秒平均)だからな。。。
中山は初めてだが、スプリント路線に戻り4戦目、洋芝の札幌でもタイム差の少ない上位、
それに安定したアガリを駆使する馬なので野芝で坂のある中山は合いそうだ。
パワーの必要な洋芝→スピードですいすいの野芝での変わり身は2枠を引いたこともあり、かなり期待できる。

キンシャサ・ローレルゲレイロ
キンシャサとローレルゲレイロの高松宮記念の時計も中京とはいえ、10日目の馬場でこの時計は高評価できる。
キンシャサは三浦くんに御せるかどうかがちょっと不安だ。できれば岩田かアンカツのような騎手に乗ってほしい。

カノヤザクラ
09年セントウルS1.07.3は開幕週の馬場なので、時計が速くて当然。
また、カノヤザクラは、サマースプリント勝ちがかかっていたので、セントウルSが勝負のピークだった。
(同厩のスリープレスナイトがスプリンターズS仕様だっただけに余計。)
勝負のピークを過ぎた馬は下降線とみて狙い下げる。

ヤマニンエマイユ
ヤマニンエマイユの08年北九州短距離S時計は平坦な小倉でのもので5着ながら上位とは差がない。(勝ち馬クールシャローンのタイムが1.07.4)
ただ、勝ち馬のアガリが33.9なのに対して34.3では力を出し切ってこの結果、と見るべきだろう。

サンダルフォン
サンダルフォンの北九州記念だが、このタイムは去年のスリープレスナイトが出したタイムと全く同じだ。
馬場差を考えたらスリープレスナイトと同等かそれ以上。
スリープレスナイトは同じステップで去年のスプリンターズの覇者。
コース形態の似ている北九州記念→スプリンターズSのローテーションはベストのローテーションといえる。
右回りコースでロスなく廻せればこれくらいはやれる。問題は坂への対応力。
セントウルS7着は4コーナーで12番手、これではアガリ№2の脚さすがに届かない。(アガリ最速はアポロドルチェで4角シンガリで7着。)
脚を余したセントウルSは四位の位置取りが悪かったチョンボだ。ただ、ここで本番に余力を残せたのはむしろ反動の不安が少なくていい。
松永厩舎の作戦は早めの競馬だという。鞍上の四位もアホじゃねえだろうから、4角二桁順位通過とかはさすがに考えないだろう。
血統的な背景もある。サクラバクシンオー産駒は快速馬で底力不足で中山の坂は不向きだが、それを補うニックスがある。
サクラバクシンオー×ミスタープロスペクター系は単純なスピードアップのニックスだが、3代母のチャイナロックが底力を補完するニックスだ。
カノヤザクラにもミスタープロスペクターのニックスがあるが、チャイナロックのようなニックスがない。だからパワー不足になる。
スピード決着+坂の組合せに一番あうのはこの馬だろ。ちなみにコウユーラヴの仔にはダイシングロウがいる。
それに早めの競馬をしても、北九州記念はアガリ最速。
これが坂をこなせる根拠。米子SもバーデンバーデンCもオーシャンSもアガリ最速だ。着順が悪いときはいつも脚を余している。
マイル米子Sを使ったのが余計だが、サンダルフォンはスプリンターとして完成されつつある。
脚を残せるように内で脚を溜める作戦がうまくいけば、外国馬にも、G1馬にも勝機アリと見た。

シーニックブラスト
オーストラリアのシーニックブラストのプレレーティングは122で、これは過去にスプリンターズSを制したサイレントウィットネスや、
テイクオーバーターゲットのレーティングより高い。もちろん日本のG1馬ローレルゲレイロよりもはるかに高い。
右回り初、後方脚質専用、固い馬場への対応不安、鞍上がテン乗りと不安材料も多いものの、相当強いと見るべきだ。
不安材料は地力の差でカバーしてしまうのではないかとみている。
何よりもスプリントチャレンジのボーナス100万ドルがかかったレースだから冷やかしでないことは明白。
アウェイ経験も豊富なので、海外戦でもあなどれない。惨敗はなし、とみて買う。

◎ ⑭サンダルフォン 12番人気
○ ⑦シーニックブラスト 3番人気
▲ ③トレノジュビリー 7番人気
△ ②④⑨⑩

単勝 ◎ 3000円
馬単 ◎→○▲ 500円
馬連・ワイド・3連単ボックス ◎○▲ 500円・500円・100円
3連単フォーメーション ◎○▲→◎○▲→◎○▲△△△△ 100円(30点)

計 1万600円



【結果】 ≫詳細

ノーテンです。

1着 … ⑬ローレルゲレイロ
2着 △ ⑨ビービーガルダン
3着 … ⑫カノヤザクラ