§9-66 天皇賞春 ◎トーセンジョーダン(3番人気2着)+1897770円 | 男の勝負伝説

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【天皇賞春・解の公式 2012】
・緩みないペースの日経新春杯、大阪HC好走組を狙え!




ここで要求されるのは、いかに長くいい脚が使えるかどうかにかかっている。
ゴールデンハインドが作る速いペースでの持久戦、オルフェーブルがこのペースに対応できるかどうか。

まずは持久力(アガリ3Fを除いたタイムランク)を見てみる。

■ Ave-3Fタイムランキング (最高)  芝 2400m~4000m (1年半)


Ave
-3F
上り
3F
補正タイム
着差馬名距離開催レース名
PCI
136.0937.21032.31.5111.5ゴールデンハインド25001011075東2アルゼンHG241.7
236.2335.41172.24.140.4ビートブラック24001201151京5日経新春HG250.6
336.2535.21182.30.01-0.3トーセンジョーダン25001011075東2アルゼンHG251.6
436.3036.31062.25.2101.5ナムラクレセント24001201151京5日経新春HG246.6
536.5036.81152.26.31-0.2ユニバーサルバンク24001204082阪6大阪―ハH45.3
636.5336.91132.26.530.2クレスコグランド24001204082阪6大阪―ハH45.0
736.5735.01182.24.750.5ウインバリアシオン24001111275東8JCG154.1
836.6037.21082.27.050.7モンテクリスエス24001204082阪6大阪―ハH43.9
936.7035.8952.25.91-0.3コスモロビン24001110305新6雨飾山特50050.8
1036.7734.71152.25.090.8ローズキングダム24001111275東8JCG156.6
1136.8037.3982.27.740.2トウカイパラダイス24001201221京7睦月賞100044.4
1236.8334.01202.24.530.3ジャガーメイル24001111275東8JCG160.5
1336.8334.41152.24.920.3ヒルノダムール24001101161京6日経新春HG258.4
1436.8537.3992.34.0131.5ケイアイドウソジン25001105283東3目黒記念HG244.6
1537.0436.61002.33.9111.4トウカイトリック25001105283東3目黒記念HG248.6
1637.0534.61223.02.81-0.4オルフェーヴル30001110235京6菊花賞G158.4
1737.1535.41103.04.071.2フェイトフルウォー30001110235京6菊花賞G154.9
1837.5034.21082.26.71-0.1ギュスターヴクライ24001202051東4早春S160062.7


◎ ⑯トーセンジョーダン
超スローの正味後半4ハロンだけのアガリ勝負になった有馬記念を唯一、
前で競馬をして5着に粘った持久戦タイプの馬。

天皇賞秋もシルポートが作る超ハイペースで勝っているし、
アルゼンチン共和国杯も道中緩まないペースを追走してアガリ最速で差し切っている。
つまり最も長く脚が使えるのはこの馬。

大阪杯はペースが馬場の影響で緩くなってしまった。
それといくぶん緩い造り。これが3着に負けた敗因。
大阪杯で逃げたのは、おそらく岩田が本番を見据えた試し逃げだったような感じがする。
今回も、岩田の仕掛けどころひとつにかかっている。

3200mの距離が持つかだが、
3歳時にアンドロメダSを後方から追い込んでナムラクレセントの2着があるので
京都なら持つんじゃないか。

早めの競馬で粘りこむのがこの馬の持ち味を最も発揮できる乗り方。

○ ①ビートブラック
日経新春杯4着。デキと乗り方次第で入着級。

特に、日経新春杯は長く脚を使っての4着。
この4着をどう見るかだが、先行勢に厳しいやや時計のかかる流れで最先着したのは
評価してもいいのでは?
先行勢では2番人気のスマートロビンは5着、
5番人気のナムラクレセントは10着に敗れているのだから。

京都大賞典はデキ絶好のローズキングダムの0.2秒差の2着なのだから、
地力強化で逆転の目もありうる。

菊花賞3着の実績があるし、強い5歳勢の中で揉まれてきた経験も馬鹿にできない。
爆穴だが、直前の調子から対抗評価に抜擢。

▲ ⑤ジャガーメイル
JC3着が示すように、トーセンジョーダンがいるレースでそれなりの脚が使える。
G1馬の貫禄、長丁場での安定味が魅力だ。

にしては不人気なので3番手に抜擢。
ヒルノダムールより早いペースへの対応力からするとこっちがいい。

▲ ⑱オルフェーヴル
2着に負けた京都マイルのシンザン記念は、
12.2-11.2-11.7-12.1-11.6-11.2-12.0-12.0のハイペースだった。

オルフェはアガリ最速で追い上げるも、
前も止まらずレッドデイヴィスに1馬身1/2及ばずの2着。
マイルはオルフェにはいそがし過ぎた。

ということで再び京都コースだが、今度は1800mのきさらぎ賞。
またもやアガリ最速で追い上げるも、前も止まらずトーセンラーに0.2秒及ばずの3着。

つまり京都コースは前が止まらない分、オルフェの末脚が相対的に鈍る。

同じ配合のドリームジャーニーが京都記念や天皇賞春で3着までだったのは、
鉈のような切れ味がダラダラとした下り坂から
一気に直線になだれ込むコース形態が合わないからだ。

ではもっと掘り下げて
なぜ、菊花賞をディープインパクトよりも速い時計3.02.8で勝つことができたか。

菊花賞のラップは、
12.7-12.2-12.0-12.0-11.7-12.3-12.7-12.6-12.4-12.1-12.9-12.1-11.5-11.6-12.0。
一貫ペースという割には緩めのレース、つまり全体のレベルが低かった。

前が完全に止まり、絶妙の位置からの仕掛けで早め抜け出しで
3コーナーからゴボウ抜きにした。これは池添の好騎乗だった。

10着に負けた京王杯2歳Sは、
12.5-10.9-11.7-12.4-11.7-11.0-11.6のMペース。

だが、12.5以下の速いラップの東京1400m。
高速平坦コースの瞬発力比べではサクラバクシンオー産駒のグランプリボスに完敗だった。
前半のペースが上がると、必ずおつりがなくなる。

勝った有馬記念も、逸走事件を起こした阪神大賞典も超スローのアガリだけの競馬だった。
この2レースだけは評価できない。

開幕2週目の良馬場の京都コースでスローになることは考えにくい。

△ ③ナムラクレセント
一応長く脚を使えるタイプなので買っとく。

△ ⑪ウインバリアシオン
JCでやや速いペースを追走したが、
トーセンジョーダンとジャガーメールを捕らえきれずに5着に惜敗。
やはりこの時点では現5歳勢とは壁があった。

日経賞はネコパンチが逃げる緩めのペースの追走だったので楽に捕らえることができた。
勝った青葉賞も前半のペースが緩い。
13.0-11.6-12.8-13.3-13.0-13.0-12.8-12.7-12.2-11.4-11.2-11.8

今回は前後半でペースが緩まない限り、またJCのような結果になるんじゃないか。

△ ⑮ヒルノダムール
おそらくジャガーと同じタイプで有力。
高いレベルの5歳世代のなかで結果を出してきた馬なので去年同様期待できる。
ただ、去年は時計の遅い展開に恵まれた感もあるので△までとした。

△ ⑭ローズキングダム
宝塚記念でハイペースで4着、
去年の日経新春杯もヒルノダムールと同タイムの3着なので、
距離さえ持てば掲示板候補。

万能タイプだが使いベリする馬なので、
緩いペースの大阪杯で走らなかった(4着)のはいい結果に繋がりそう。

京都大賞典、日経新春杯、菊花賞でで結果を出してるように京都の坂は合う。
サンデーサイレンス系の血が微妙な感じ、ちょっと距離が長すぎるか。

△ ②トウカイトリック
馬の状態がよほどのデキにないと、入着は考えにくい。
適性はあってもズブさは隠せない。
あって3着まで。ただ可能性はあるので人気との兼ね合いでヒモ候補。

★ ⑥ゴールデンハインド
勝ったレースは未勝利戦以外は全て逃げ戦法一手なので、
今回はいちかばちかの逃げを打ってくるはず。

また嵌るかどうか?というと2番は厳しいと思う。
クロフネ産駒は休み明けから使いベリしていくタイプだからだ。

ゴールデンハインドは函館で500万特別でレコード勝ちがあるので、
高速馬場ならば緩まないラップ構成になる可能性が高い。
単騎でスイスイ・・・ってな楽な展開になれば、逃げ一発あり。

★ ⑫クレスコグランド
京都コースが良いので、爆穴として指名しておきたい。(爆穴でもないか・・・)

★ ⑦ユニバーサルバンク
ハイペースの大阪―ハンブルクカップで前目で粘ってのアガリ最速の1着だから、
粘りこみの可能性はある。
この馬は京都コースが最も合う。
ただ3200mでのタフなレースになるとどうか、というところはある。


・ロバの短評 馬印=ロ

ロ ギュスターヴクライ
長く脚を使えるタイプではない。
緩い阪神大賞典は正味アガリ4ハロンの競馬だった。ダイヤモンドSも。
アガリの瞬発力だけの重賞を好走しただけに過ぎないので、
ここでは洗礼を受けてもらうしかない。

ただまだ実績から適性がはっきりしない4歳なので、
対応力がないとは言い切れないところはあるが。

ロ ケイアイドウソジン
中盤ユルユルのダイヤモンドSを逃げ切ったくらいでは通用しないだろう。
ちなみに同レースのラップは
12.9-12.0-12.7-13.0-12.9-13.2-13.1-13.9-13.8-13.7-13.6-13.2-12.2-11.4-11.2-11.5-12.5
と13秒台がならぶ緩緩ペース。

ロ フェイトフルウォー
オルフェ、ドリームジャーニーと同配合。
セントライト記念が最大のパフォーマンス。
つまり中山コースでこその馬、今回は消えてもらおう。

ロ コスモロビン
まだ馬が子供といった感じ。5歳勢に敵うとは思えない。

ロ トウカイパラダイス
持続力ある足は使えるもののそれほど速いアガリは使えない。

◎ ⑯トーセンジョーダン WIN5
○ ①ビートブラック
▲ ⑤ジャガーメイル
▲ ⑱オルフェーヴル
★ ⑦⑥⑫
△ ②⑭⑪⑮③


オルフェーヴル軸の馬券にオッズが偏るので、
オルフェーヴルが3着以内に来てもおいしいところだけを獲りたい。
オルフェーヴルが入らない馬券をガッツリ。
単勝・3連単を中心に。

オルフェが咬まない目が妙味なので、オッズの盲点、そこを突く。
これが馬券のテーマでもある。

また、トーセンジョーダンの頭馬券、もしくは2着馬券がおいしいのでここをガッツリ買う。
ビートブラック、ジャガーメイル1着の目もおさえる。

単勝 ◎○▲★ 7000円・1000円・500円・3点@500円
馬単 ◎→○▲▲ 3点@500円
馬連 ◎-○▲ 2点@500円
3連単 ◎=○▲▲→印 90点@100円
3連単 ★→◎○▲▲→◎○▲▲ 12点@100円

計 22200円



≫結果

1着 ○ ①ビートたけし(14)
2着 ◎ ⑯トーセンジョーダン(3)
3着 △ ⑪ウインバリアシオン(2)


コマネチッ!
単勝万馬券、馬連万馬券、3連単100万馬券ツモ!

単勝 ① 1000円×159.6=15万9600円 
馬連 ①-⑯ 500円×615.7=30万7850円 
3連単 ①→⑯→⑪ 100円×14525.2=145万2520円 

計 191万9970円


来ました!
あれほど狙っていた夢の100万馬券がこんなところで的中とは!


細かくラップを検証していれば獲れる馬券だった。

【天皇賞春・解の公式 2013】
・持久戦の場合は、前半平均3F36秒台前半で走れ、アガリ36秒以内で上がれる馬を選べ!


展開にもよるが、アガリの競馬にならなければ淀の坂を惰力で流せる分、
長く脚が続く馬を狙うのが基本だ。

ただしゴールデンハインドのような逃げ馬はバテる可能性があるので、
アガリが遅いかどうかをチェックすべきだろう。