86歳の大道芸人「ギリヤーク尼ヶ崎」の踊りを生で観賞。演者も観客も震え続けた数分間 | チョベリグ!

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チョビベリー(菊地紗緒里)がお届けする日常生活ありのままブログ。

笑顔で踊るギリヤーク氏。病気とは思えない動き

 

 

皆様こんばんは。

男性とのスパーリングがデフォルトになってきたチョビベリーです。

 

 

5月20日の土曜日は

千葉から横浜の六角橋商店街くんだりまで

「ギリヤーク尼ヶ崎」の公演を見に行ってきました。

 

 

ギリヤーク尼ヶ崎氏は

御年86歳の大道芸人なんですが

数ヶ月前にNHKの「Eテレ」で観て以来

 

 

パーキンソン病で震え

ペースメーカーをつけ

老いと病に耐えながらもなお踊り狂う姿に見惚れ

いつかぜひ生で観たいと思っていたんですが

 

 

Facebookをぼんやり眺めていたところ

フォローしているギリヤーク氏のページから

「今週末やりますよ~」

というお知らせが流れてきたんで

 

 

今年に入ってから

体調不良で何度も公演が中止になっていたことを知るチョビベリーは

次はいつ観れるか分からないと思い

単身で片道1時間半かけて横浜へ。

 

 

当日は商店街のイベントの日だったようで

「ドッキリ闇市」と名付けられた

手狭なストリートであふれる地元感や

アングラな雰囲気に困惑したチョビベリーは

 

 

道端で売られる串カツやサングリアなど

地元のみなさんの愛があふれる手作り料理や

それを立ち食いする人たちをうらやましく思いながらも

 

 

餃子専門店のカウンターで

大人しくからあげ定食とビールを注文しました。

 

 

入口から漂うアングラ感

 

 

その後近くの駐車場でダンスショーが行われており

おばちゃんたちのダンスを大人しく観ながら

「ギリヤークはこの後かな」と思っていたんですが

 

 

会場はまた別の場所だったようで

あわてて移動

 

 

別の会場でのダンスも観れました

 

 

どうにか時間前に辿りついたところは

想像以上にスペースが狭く

4畳半ほどの広さの場所で踊れるのか少し不安

 

 

また観賞する場所もそこそこ狭く

チョビベリーがいたバックヤード側は

スタッフさんたちが貸してくれたゴザをみんなで敷き

隣の人と気をつかいながら座って観ることになりました。

 

 

狭い会場に人がギッシリ

 

 

投げ銭は用意したけど投げずに帽子に入れてきた

 

 

そして

「どっから入るんだ?」

というような狭いスペースに

人ごみを掻き分けてギリヤーク氏が登場

 

 

車椅子から立ったとたん歓声があがり

三味線の箱を持ちながら踊る姿に

さっそく涙を流す人も続出しました。

 

 

 

車椅子で登場するギリヤーク氏

 

 

登場後は3つほど演目を踊り

代表作の「念仏じょんがら」では

 

 

途中で会場を離れてどこかに行ってしまい

帰ってきたと思ったら

バケツの水をかぶって地面でのたうちまわるという

激しい踊りを見せていただき

 

 

観客側はほとんど全員が

彼の命をかけて踊る姿に

ふるえるような感動につつまれることになりました。

 

 

 

踊り叫ぶギリヤーク氏

 

 

シュール

 

 

この体で踊ってらっしゃいます

 

 

観れない観客用にプロジェクターも。ギリヤーク氏は映った自分を見て「あ、オレだ。」と言ってました

 

 

公演はもちろん

ただ“ご年配のおじいちゃんが踊った”

というようなものではなく

 

 

観客を巻き込んだり

尻を見せて笑いをとるなど

終始プロの大道芸人の誇りをもって舞い踊っていました。

 

 

最初に大拍手で迎えられたギリヤーク氏は

「今日もやすもうかと思ったけど、みなさんに会えたからきてよかった」

と今回の公演も危うかったようなセリフを言ってたんですが

 

 

終わるまでに3回ほど

「今日やすもうかと思った」

と言ってたんで

ほんとうに奇跡的に観れた感じもあったんですが

 

 

場所も横浜の商店街で

時間も21時15分からという

微妙な設定ということもあったのか

 

 

近くで観ることができるという

希少な体験ができて本当によかったと思います。

 

 

また踊りのあとは

スタッフさんが

「このあとは皆さんでギリヤークさんと自由にお話してくださいね~」

 

 

というふれあいタイムを設けてくださり

観客は一瞬

そのブン投げ感にとまどいましたが

 

 

たちまち車椅子のギリヤーク氏に

大丈夫かなというほど人だかりができ

 

 

チョビベリーも頃あいを見計らって

投げ銭を入れるついでに

どうにか握手をしにいくことができました。

 

 

 

なんかもみくちゃに

 

 

 

握手といっても

1対1で顔を見てできたわけではなく

周りの人たちと話しをする間に

手を握らせてもらったような感じですが

 

 

ギリヤーク氏は一生懸命に話しながらも

握った手がずっと大きく上下に震えていて

 

 

この震えが止まらない体で

本当に命をかけて踊っているんだという

なんとも言えない想いを感じました。

 

 

ただギリヤーク氏の周りには

酔っぱらったお姉さまがたが何人かいて

 

 

「女子はみんなギリヤークさんとチューね!はいチュー!!」

などと余計な事を大声でまくしたて

男女問わず4~5人立て続けにキスをしていたんですが

 

 

初対面のジジイにそこまでする義理はないと思い

チョビベリーは普通にその流れが終わるまで

決して車椅子に近づかなかったことを述べておきます。

 

 

ギリヤーク氏は来年で50周年ということもあり

それを目指して日々病気と闘っているそうですが

 

 

これからも応援していきたいと思うチョビベリーです。

 

 

(10月は毎年新宿で公演があります)

 

 

 

 

 

 

 

 


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