『芸大美大をめざす人へ』を読んでる人にちょっと知っておいて欲しいこと | チョベリグ!

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チョビベリー(菊地紗緒里)がお届けする日常生活ありのままブログ。


 


皆様こんばんは。
100均のお菓子で満足できるチョビベリーです。

 

 

 

 

チョビベリーが独断と偏見でお届けする
定期購読するなら毎月違う雑誌を買ってみよう
のコーナーですが

 

 

 

 
 
芸大卒を多少後悔している第29回は
『芸大美大をめざす人へ』をご紹介


チョビベリーは以前にも
社会人でも絵は描けるからとりあえず就職したほうがいいですよという話』にて
常識および世間知らずのままでいるよりは
作品を観る側の立場になってものづくりをすべき
という話をしましたが


今回はそんな意見をものともせず
世にフリーターをどんどん排出させる
けしからん雑誌を発見


もちろん本書は芸大・美大を目指す
高校生もしくは再入学者のための本であり
入学前から卒業後を考える人は少ないと思いますが


東村アキコ先生の
『かくかくしかじか』でも描かれていた
昨年チョビベリーが運良く受賞したネーム大賞
ゴッホのように散るだけだ』でも説明したように


“芸大の卒業時に就職が決まっている人はごく僅かで
ほとんどがフリーターで社会にほっぽり出される”
という肝心な部分は書かれていなかったのがまず気になり


チョビベリーは若者の非正規雇用率からはじまり
そこから低賃金の影響からくる少子化にも
多少は関係しているであろう
芸大・美大の存在を憂いてるんですが


まあそんな事いってても仕方ないんで
イラ立ちを抑えながら大人しく閲覧


今回の特集としては
「基本のデッサン」がテーマということで
時間配分やらモチーフの構成の仕方のほか
画板のクリップの位置や遠目で見るタイミングなど


現役芸大生のデッサンとともに
基本的なことは書かれていて
可も不可もないんですが


 


基本的な流れが普通に書いてある

 

 


もし本気で芸大美大を目指しているならば
素材からデッサンの時間まで
専攻する学科ごとに大きく異なるため
その志望校ごとに描き方を変える必要があり


チョビベリーも現役で受けた
金沢美術工芸大学の日本画では
7.5時間と1日がかりのデッサンで
薄いトーンでの細密描写が必要であったり


浪人の時に受験した京都市立芸術大学の美術科は
デッサンの受験時間は4時間しかないため
濃淡はややハッキリ目に存在感を出した方がいい
という傾向がありましたが


そんなこと美術系の高校もしくは
予備校じゃないと絶対に教えてくれないんで
できればもっとそのへんも紹介してあげるべきだと思いました。



 


現役生のセンパイたちの声

 


予備校の選び方をざっくり説明

 

 


また本書ではナガオカケンメイや会田誠など
第一線で活躍するデザイナー・芸術家のおっさんが紹介されており
内容としては面白かったんですが
こちらも夢を見させ過ぎではないかとまた憂い


この本を買っても買わなくても
受験の合格率にはほとんど影響がないだろうと思いつつ
創刊から30年以上経っていることにも驚愕


自分の受験時には一切見たことがなく
需要は一体どこにあるのか甚だ疑問のチョビベリーです。




 


ミキサーに入ってる裸の女の子の絵を描くおじさん

 

 

 

 

 

 

 

 

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