葛飾区の土木遺産探訪録 | 柵飯事2~shigaramimamagoto ~

柵飯事2~shigaramimamagoto ~

yahoo からの引越し組です。
古生物とジュニアテニスがほぼほぼネタの中心です。
たまにユーロロックや日常についても投稿してます。

 東京都葛飾区といえば寅さんやこち亀の舞台であり下町の典型的エリアですが、空襲被害がそれほど甚大でもなかったことから、人口の流入は戦後に多かったようです。
 柴又帝釈天も江戸時代の開祖であり、近世以前は特段目立った史実もないので、文化財も多くはないのですが、水元公園の西端にひと際目を引く橋梁があります。

  2013年に土木遺産に選奨された「弐郷半領猿又閘門」です。上の写真の左側半分が1909年(明治42年)に建造された煉瓦造のアーチ橋で、下の写真はその反対側から写したものです。
 ちなみに上の写真の右側は後年に増設置された鉄筋コンクリート造のものです。

 レンガの積み方は明治の後期に多いイギリス積みでした(興味のある方は調べてください。)。コアな煉瓦造ファンにも人気の高い建造物のようです。