山形県唯一の百貨店「大沼」を運営する(株)大沼が破産申請をしたとの事です。


今の時代、百貨店で勝負ができなくなってきているでしょう。

これは伊勢丹や三越や西武などを見ても同じです。

外商の敷居も下がっている百貨店も目に見えて存在しているので仕方ない事なのかと感じています。


インターネットが普及した今、現状の店舗運営で利益を出すことは難しくなってきています。
百貨店で勝負できる分野は「そこでしか買えないもの」「魅力的な商品」だったと思います。

そう考えると、ECサイトでなんでも購入できますから、「そこでしか買えないもの」を提供するのは難しく、「魅力的な商品」もよほど目のこえた人が商品を選ばなければ、提供することは難しいでしょう。

インバウンドに恵まれた年もありましたが、実は本来の日本人の客を見捨ててしまったりしたのはかなりの痛手だったでしょう。

これについては某百貨店側も反省をしているようでインタビューなどでも語っておりました。


ECサイトの雄「アマゾン」は魅力的な商品をほぼ全ての分野で提供しており、そういう時代に店舗運営で勝負するのは厳しいものがあります。

アマゾンにはアマゾンでしか買えない商品というものが数多く存在します。
「そこでしか買えないもの」「魅力的な商品」は実はアマゾンが戦略としてやっている事なのです。
そして、百貨店は街の中心にありますから、家賃も負荷となります。


アマゾンは街の郊外に倉庫を建てて、そこで作業をするのですが、街の郊外に建設しているのですから家賃も安く済むでしょう。
それでは、百貨店はこれからどのように戦っていけばよいのかわからなくなります。


実際、百貨店で収益を出すのは無理だと思います。
しかし、そこで働いている人がいて、運営しているのだから、何か解決方法を考えたいものです。
「そこでしか買えないもの」「魅力的な商品」をもう一度考えなければなりません。
しかし、現状でもそれはやっていると思うので、今の段階で出来ることは、「経費削減」「給料の減額」これはやっていかないといけないと思います。
 

会社というものは、利益を出してそれを社員に分配しているだけです。
ですから、利益が少なければ、社員に我慢してもらう必要があるのです。
これは仕方がないことです。
統合し続けていくのか、それともなくなってしまうのか、はたまた新たな戦略を練り新しい営業や手法で取り戻すのか。

個人的には頑張ってほしいし、機会があれば私もJOINしたいですし、やりがいはあると思っております。

 

しかし、百貨店もですが渋谷一等地の某ビルのテナントも問題視されていますね…

実は立地だけの問題ではないのはきっと誰もが分かっていることだと思いますが、そこにインパクトやプラスアルファの集客法などで改善していくのか、私は個人的にはあのビル自体売却するのではないのかなと思っていますが…(なかなか踏み切れない事情は存じてますが…)

 

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