台風19号による甚大な被害を受け、安倍総理大臣は本日福島県や宮城県の被災地を視察し被災者の生活支援を一層後押していくとして、今回の災害を被災者に行政上の特例措置が適用される「特定非常災害」に指定する考えを明らかにしました。

 

総理は台風19号で甚大な被害を受けた福島県と宮城県を訪れ、大量の水が市街地に流れ込んだ現場や避難所の小学校などを視察し、宮城県丸森町で記者団に対して「災害のすさまじい爪痕を目の当たりにし、避難所では被災者の皆様から大変辛い気持ちや不安な思い、困難な状況について話を伺った。政府としては引き続き行方不明者の捜索やライフラインの復旧などに全力を尽くしていく」と述べたと報道されています。


そのうえで「被災者の皆様の人権を守り、生活再建に向けた動きをしっかりと後押ししていく」と述べ今回の災害を被災者に行政上の特例措置が適用される「特定非常災害」に指定する考えを明らかにしました。

※「特定非常災害」に指定をされると、運転免許証の更新時期を過ぎても有効期間を延長できたりする他、債務超過に陥った場合でも一定期間は破産手続きが開始されずに済むようになります。「特定非常災害」についてはこれまでも阪神・淡路大震災新潟県中越地震東日本大震災熊本地震の他、去年の西日本豪雨が指定されており今回指定されれば6例目となります。

被災地向けの法律相談につきましても法テラスで無料で受けられるようになりますので、不安や方々は悩まずご相談をしてみてください。

また、通信会社各社などにおいても特例措置が既に取られておりますのでご確認をおすすめいたします。

(たくさんありすぎて書ききれず、申し訳ございません…)

 

また、菅官房長官は本日午後の記者会見で特定非常災害の指定について「被災者の皆さんが一日も早く安心して暮らせる生活を取り戻すことができるように、指定に向けて速やかに準備していきたい」と述べ、群馬県の八ッ場ダムが水害の発生防止に果たした役割については「今回の台風では利根川周辺でも記録的な大雨になったが、八ッ場ダムに加えて既存ダムも活用し雨水を貯めた事により、下流の越水を回避する事が出来たと思う。特に八ッ場ダムは洪水調整用に使える容量が極めて大きく災害を防ぐ為に極めて大きな効果があった」とも述べておりました。

 

一日でも早く当たり前の日常が戻る事を願いながらも私も微力ではありますが、ふるさと納税やクラウドファンディング等を活用した取り組みにも支援させていただく所存です。

まだまだ被害が計り知れませんが皆々様にもおかれましてもどうぞお気をつけくださいませ。

特に寒暖差が激しくなり体調面においても我々は気をつける事しかできません。

どうかこれ以上被害が増えませんよう心よりお祈りを申し上げます。