台風19号の大雨による影響で気象庁が12日午後8時50分ごろ会見を行いました。

10月12日午後7時50分に5県に大雨特別警報を発表しました。
既に発表している7都県に加え、茨城県栃木県新潟県福島県宮城県の市町村にも大雨特別警報を発表しました。
特別警報を発表した市町村では、これまでに経験したことがないような大雨となっています。

特に土砂災害警戒区域や浸水想定区域などでは、土砂崩れや浸水による何らかの災害がすでに発生している可能性が極めて高く直ちに命を守るために最善を尽くす必要のある警戒レベル5に相当する状況です。
あらかじめ指定された避難場所へ向かうことにこだわらず、川や崖から少しでも離れた近くの頑丈な建物の上層階に避難するなど、安全を確保することが重要との事です。
それすら危険な場合には、山と反対側の2階以上の部屋に退避するなど少しでも命が助かる可能性の高い行動を取ることが重要です。

また普段ら災害が起きないと思われているような場所でも最大級の警戒が必要です。
今後ほかの市町村にも大雨特別警報を発表する可能性があります。
特別警報が発表されてからでは避難が困難となります。

自分の命、大切な人の命を守るため、特別警報の発表を待つことなく、地元・市町村からすでに発令されている避難勧告警戒レベル4に直ちに従い緊急に避難してください。


現在夜間であることから避難する際には周囲の状況を十分に確認してください。
今いる場所の災害発生の危険度を、気象庁ウェブサイトなどの危険度分布で確認してください。

台風第19号は午後7時前に伊豆半島に上陸し午後8時50分前には、神奈川県の小田原市付近を北北東に進んでいます。
このあと町田市付近から東京都の多摩地方方面を北ないし北東に進むとみられています。

 

過去や歴史から学ぶ事は沢山あります。

最大級の警戒をしつつ、皆様の安全と無事を祈ります。

自分だけは大丈夫だと思わない事が必要です。