ビジネスや事業化がどんどん速くなってくる中において、その変化にいかに素早く適応するか否かが会社にとって大きな課題となるという事は今更断る必要もない事と思います。

 

当然の事ですが、トップの判断を待ってようやく動き出すような会社は変化のスピードについていけていません。

素早く適応する為には、それぞれの現場が自律的に判断し、すぐに動く事が望ましいわけです。

つまりは、現場が自律的に成果を生み出せるようにサポートをしていく事こそマネージャーの大事な役割です。

ひとくくりにマネージャーといってもかなり膨大な役割や責任は山ほどあります。

それらを乗り越えたり、覚悟はあるか否かが大前提であるべきです。

 

現場の成果というものは、言うまでもなく個人間のパフォーマンスに左右されます。

要はマネージャーという役割はチームのメンバーのパフォーマンスを最大限に高めるために存在しているわけです。(するべきです)

ただし、気を付けたいのはパフォーマンスが短絡的であったり、長期的だったり、随時的というという3つの時間軸に分類されていると考えてます。

 

・短絡的というのは、今目の前にある本人とチームのタスクを実行すること。

・長期的というのは、本人とチームの市場価値(スキルや成長可能性)を高めるということ。

・随時的というのは、本人とチームが変化に適応出来るような能力を身に付けること。

 

とても残念な事ですが、多くのマネージャーは長期的パフォーマンスの視点が欠落していて、短期的パフォーマンスだけを考えがちです。

気にかけるのは目の前のタスクだけで、各メンバーがちゃんとやっているかどうかをコントロールしようと常にデスクに座って作業をしているかどうかをチェックしているありがちなタイプです。

いわゆる、マイクロマネジメントのマネージャーです。

 

そうではなく、例えば席にいるよりも勉強会に行った方が本人やチームや会社にとっては長期的には価値があると優秀なマネージャーは考えます。(考えています)

裏返してみれば、そんな風に考えられないマネージャーはメンバーが自律的に成果を生み出せるようにサポートするという、マネージャー本来の役割を放棄しているとさえ言えるのではないかと思っています。

 

メンバーが自発的に会社のビジョンに向かって日々の業務を実行できて、尚且つ自発的にアイデアを出し実行出来るようにして、最終的に自己実現出来るように育んでいくというのが、マネージャーの仕事だと言えるのではないかと私は思っておりますし、自戒ながらもこのように思い、考えております。

 

 

 

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