テロ集団のISILまたはISIS(両者の違いはただ単に呼び方だけのようです)
いわゆる「イスラム国」について、自民党はイスラム国という呼び名を可能な限り使わずにISILという呼び名に統一する事に決めましたね。

イスラム国と呼ぶ場合には頭に「いわゆる」、と付けると言う風にも。
その理由は、ISILはただ規模が異様にデカいだけのテロリスト集団が勝手に建国を宣言しただけであって国家として扱うのは不適当である、という当然のものです。

ここまで事態が大きくなってあまり居ないとは思いますが、もしこの集団についてあまり興味のない人が「イスラム国」という呼び名に新たに触れたらイスラム圏全体の国々と勘違いしたり、また単なるテロ組織の事をれっきとした国家であると言う誤解に基づく認識を持ってしまいかねません。

イスラム原理主義による9.11テロによって、その他の何も関係ない温厚なイスラム教徒の方々が誤解を受け迫害されてしまったというのは、ほんの十数年前に起こった事で「イスラム国」という言葉がどれだけ有害かは容易に想像がつくと言うものです。

しかし、なぜか日本の各マスコミはこの「イスラム国」という、何も考えずに使うだけでとんでもない害悪を撒き散らす呼称をかたくなに使い続け、日々のニュース・報道の中で連呼しています。

何を考えているのかわかりませんが。
とあるイスラム教徒の人は討論番組の中で「ISILは日本で言うオウムや革マルみたいなもの」という風な事を発言していました。
マスコミの現在の報道は、「日本は全てのイスラム教徒をテロ扱いしている」という風な誤ったメッセージを世界に発信しているも同然でしょうね。。。。