今週木曜に控えた国民投票を前に、スコットランドでは英国からの独立について是か非かの議論がヒートアップしています。

投票前最後の日曜日となった14日、各紙が行った世論調査ではサンデーテレグラフ紙[賛成54%:反対46%]、サンデータイムズ紙[賛成51%:反対49%]と賛成がわずかに上回っていたそうです。

しかし民間調査会社のオピニアムによると[賛成47%:反対53%]と反対票が上回るなど、結果はいまだ予想をすることが難しい状況となっているのがわかります。。。。

投票前、最後の週を迎え、賛成派、反対派ともにキャンペーンは一層激しさを増していますね。
昨年、サッカー界を感動的なセレモニーで惜しまれながらも引退したデビット・ベッカム氏は公式にコメントを発表し、そのなかで「スコットランドの皆さんが何世紀にもわたり素晴らしい歴史を紡いできた絆をさらに育んでいくことを選んでほしいと心から願っています」とし、「我々を繋ぐものは我々を別つものよりも偉大なものだと思います」と、反対票を投じることを呼びかけています。

スコットランドの独立がもたらす影響には、多くの経済学者が論評を発しているんですよね。
あるシンクタンクの試算では、独立はスコットランド経済に9兆ポンドの損失をもたらすだろうとされてました。

ただ、これについて、スコットランド経済大臣は「マーガレット・サッチャーの創ったシンクタンクがスコットランド独立に反対なのは当然のことで、まったく参考に値しない論評だ」と一蹴しています。

スコットランドが独立後にEU加盟の動きをみせるのではないかとの憶測も広がりを見せており、投票直前の今日15日、ジェームスキャメロン英国首相がスコットランド入りをしました。
賛成派をけん制する目的でキャンペーンをひろげるものとみられている。

どうなるのでしょう。。。