自動車のボディーで鉄の代わりに「炭素繊維」や石油からつくった「樹脂」が使われ始めたんだそうです。
各国が、燃費の基準を厳しくするのを見越しての対策のようですね。

ガソリンが高くなって来ているので、嫌でも燃費が良い車が目立ってきていますが、車体を軽くして燃費をよくしたり、走りを良くするための開発だそうで、化学メーカーも開発に力を入れていて、量販車にも広がって行きそうです。
化学メーカーも株価あがるのでしょうかね。。。。笑

ダイハツ工業が売り出している、軽自動車のスポーツカー「コペン」は、ドア部分を除いて外板のほとんどが樹脂で出来ています。
車の骨格部分で、安全性を保てるように設計し、実現しているのですが、燃料タンクも樹脂製を使用していて、鉄だけで作るよりも10キロ近く軽くすることが出来るというので驚きです。

高額な材料を使うことが出来る高級車では、鉄の代わりに「炭素繊維」が使われていて、強度は10倍で重さは鉄の約4分の1程度しかありません。

イタリアのランボルギーニが、ボディーなどに炭素繊維を使い、重量を1割程度軽くすることが出来ました。
問題はコスト面で、炭素繊維は鉄の数十倍のコストがかかると言われています。

一方で、ドイツのBMWが出した電気自動車は量販車で初めて炭素繊維を使い、外板は樹脂を使用しました。
重量は、サイズが同じ日産のリーフよりも200キロ軽い車を仕上げました。
高級素材を使っているだけに、値段は高くなりますが、200キロの減量と聞くと凄まじい減量ですね。

今までも、繰り返し車体を軽くするようにしてきていると思いますが、これからの車体に対する技術はとんでもなく進歩する余地があるでしょう。

コストの問題と、技術の発達と同時にさらなる技術の発展が、必要になってくるでしょうが、ガソリンを消費することが出来るだけ少なくなって、地球に優しいエコ自動車になれば良いなと思います。