オバマ大統領が12日にホワイトハウスでウクライナ新政権のヤツェニュク首相と会談するとカーニー米大統領報道官が9日発表したそうですね。

ウクライナ新政権誕生後の初めての両首脳の会談となります。
しかしながら、ロシアのプーチン大統領は現在のウクライナ新政権は違法なクーデターによる政権として認めておらず、この会談への反発は必至と見られます。

会談の趣旨を、カーニー報道官はクリミアに対するロシアの軍事介入を平和的に解決し、ウクライナの主権と領土を守ることについて協議するとしています。
そして両首脳は16日に予定されているロシア連邦への編入の是非を問うウクライナ南部クリミア自治共和国の住民投票を認めない方針です。

一方のプーチン大統領は9日、メルケル独首相、キャメロン英首相と電話協議し早期の緊張緩和と正常化で合意したとしていますが、住民投票の正当性については意見の一致をみていないそうで、僕が思う事は、事態は深刻化の一途をたどっているといえます。
ウクライナの国内勢力の争いは当事者だけでは既に解決できない状態になっているわけで、それを取り巻く、米国やロシア、EU各国の複雑な利害関係もあります。
最近では、親ロシアである中国も自国内の自治区の独立の動きを抑えるために、今回のロシアのクリミア自治共和国独立支援政策に否定的な動きをしています。
このような混沌とした情勢の中で、解決策を見出すことは非常に難しい事だと思われますが、事は急ぐ必要があるのではないですかね。

そのための1つの方策としては、関係各国首脳がテレビ会議で一同に会し意見交換を早急に行なったらどうかと思うんですよね。
それも微妙な問題があると思いますので秘公開で行う必要があるかもしれませんが、実際に顔を合わせるという事となると、日程調整の必要も有り時間もかかるので、とりあえずテレビ会議でお互いの主張を述べ合い妥協点を探るべきです。
そうした中で、具体的解決策も出てくるだろうし、実際に会談を開くということになるかもしれません。

一番良くないことは、双方の当事者が自分たちだけで話し合いを深めることです。
そのようなことばかりしていると、お互いの溝はますます深くなるばかりです。一
刻も早く、関係各国全員出席のもとでの話し合いを期待します。。