昨秋赴任した米国のキャロライン・ケネディ大使が昨日から沖縄を訪れていて、今日仲井間知事と会談することになっています。
当然普天間基地の問題なども話題になると思いますが、沖縄の米軍基地問題については日本にある米軍基地の7割が沖縄に集中していること、普天間基地のように住宅密集地にあって世界で最も危険な基地であること、移転先候補の辺野古問題が難航しているなど、重要で難しい課題を抱えているのが現状ではないでしょうか。

沖縄の基地問題は長い間の懸案で、関係者もそれなりの努力をしてきたはずですが、なかなか改善されずに現在に至っています。
沖縄の負担を軽減しようといっても、本土のどこも肩代わりしてやろうという所はないのが現実なので…

米軍にしても、沖縄から出ていかない(出ていけない)のが現実です。
ましてや、最近の中国の海上進出の状況から、態勢を弱化するのは困難でしょう。
この問題は、米軍の姿勢もともかくですが日本自体が自分の国土をいかに守るのか、特に米軍に頼らない場合に、その基本姿勢に国民のコンセンサスができていないことに根本があるのではないのかなと思います。

日本側の問題はおいておいて、米国側に期待したいのは、特にケネディ大使は女性として、沖縄の基地問題について率直な意見を述べてもらいたいですね。

従来の米国の意見はややもすれば米軍あるいは、軍事的な観点からの意見が多いのでケネディ大使の女性、民間人であった感性からの意見を聞きたいものです。
米軍兵士の性犯罪の多発に悩む沖縄について、大使がどう考えるかも関心があります。

もちろん大使は米国の国益第一で言動する立場であり、そう簡単に個人的な意見を出すことは難しいと思われますが、オバマ大統領にも近く米国でカリスマ的人気のケネディ大使の意見が局面打開に作用してくれればよいと期待しています。

プラスになるといいですなぁー。。。