数年前から危ぶまれていた中国経済の崩壊に関して、いよいよ現実的になりつつあるとの論調がささやかれています。
中国当局の出す経済指標はそれほど深刻なものではありません。
経済成長率も10%近い数字を叩きだしてきていたものが、最近はその数字も鈍化しているとは言え、相変わらず経済上昇率の数値は世界のトップを維持しています。

しかしその数字を鵜呑みにすることで中国の経済成長率が上伸し続けていると判断しない方が良いと思います。
経済が民主化しているとは言え、中国は一党独裁の共産党体制です。

中国の経済成長に魅力を感じて多くの日本企業が中国に進出してきましたが、ここ最近、日本と尖閣問題でのごたごたが表面化しており、対日本に対して強硬な態度を取り続けています。
尖閣上空を覆う形の防空識別圏を勝手に設定したり、抗日デモにおいて中国に進出している日本企業に対して破壊行為を繰り返すなどまともな友好関係を築ける国ではない事がよく分かります。

日本に限らず、世界各国の企業はチャイナリスクを感じて資本を引き上げるなど徐々に中国経済に綻びが表れてきました。
更に環境問題において工業廃水やPM2.5などにより体に与える深刻な影響など生活する事がままならない事態になっています。

この状況下では中国へ新たに進出することは躊躇せざるを得ません。
現状を見ても中国の株式市場や不動産価格も下落傾向が目立ってきています。
チャイナリスクや環境問題などが表面化した事で中国経済は今後の上昇は見込めないのではないでしょうか。

問題は膨らんだ中国経済が崩壊した時の世界経済の影響です。
中国経済に依存している世界の主要国としてはなるべく崩壊による影響悪化を縮小化させるべく努力するべきだと考えます。
中国経済崩壊はリーマンショックなどの規模に匹敵か更に大きな経済危機が予想されるので、現実となれば経済危機が再度訪れる事になりますが、可能性はなくないわけで。。。
どうなるんでしょうか。。。