東京、神奈川、埼玉、千葉のマンション販売が好調というニュースをテレビで見ました。今年の上半期の売り上げは、前年同月比17%増。2年連続のプラスですが、販売戸数は2007年以来の高水準だそうです。

理由はどうやら「買い手が急いでいる」こと。
金利が今後上昇して、ローン返済の負担が大きくなりそうだということが1つ。
首都圏の地価が下げ止まって、これからは上昇傾向に転ずるということが2つ。
そして、円安で建設資材が高騰しているということが3つ。
つまり、「早めにマンションを購入したほうがいい」と考える人が増えているのが、マンション売り上げ好調という結果に結びついたようです。

本当に今が買い時なんでしょうかね…

僕は戸建てよりもマンション派なのですが、マンションは持ち家と呼べるのかという疑問を抱いています。
一般の人は大体ローンで購入すると思いますが、毎月の家賃が毎月のローン返済に変わった、違いは実はただそれだけなのではないかなと思います。

「そんなことはない。自分の持ち家になったのだから、好きなように住めるではないか」という声も聞こえてきそうです。
けれど、ほんとうにそうなのか。
好きなようにと言っても集合住宅である以上、それまでの賃貸と生活で気をつけることはまったく変わらない気がするんです。
毎月の管理費を取られる所もありますし、マンションは賃貸が実はお得な気がします。

また、ローン返済が終了するまでは、完全な持ち家という意識にはなれませんし、実際にまだ持ち家にはなっていないんですよね。

最近は、資産を持っている人があえて賃貸住宅に住むというケースもあると聞くし、遺産相続の際の相続税を考えてということのようですが、「生涯賃貸ぐらし」のほうが、案外いいのかもしれません。

きっと人生で大きな買い物の一つである事は間違いないでしょうから慎重に検討が必要であるのは事実ですねひゃ~・・・

それはともかく、不動産が動くことは日本経済にとって悪いことではありませんから、明るいニュースと言うことはできるのでしょう。