キプロスでの銀行救済問題では、市場でも大きく動揺しましたが、いろいろなニュースから問題の根深さを感じます。

キプロス自体タックスへブン政策を行い、税金を安くして企業誘致してきましたが、ギリシャ問題の余波を受け、銀行のギリシャ国債が不良債権化しており、今回の事態となってますね。

救済には、銀行預金の課税条件がついていたため現地で強い反発を招いたようです。
キプロス自体は、そんなに経済基盤も強くないのですが、租税回避を狙った金融機関が多くあり、国の経済規模を上回る金融規模になってしまい、危機が大きくなってしまいました。

ロシアなどでも、富裕層や企業がキプロスに預金や資産を多く持っており、救済するかで政治問題化しています。
タックスへブン自体、税金を安くしてお金集めしている反面、他の国からの税金収入が逃げてしまう指摘もあり、キプロス救済は、厳しい内容となってるようです。

キプロス国民が強く反発していますが、自国の経済だけでは、もはや手がつけようない状態なので、銀行の破綻か救済受け入れの選択肢くらいしか残ってないようです…