イスラム圏の政情が安定しませんね…
中東は、日本人には馴染みがなかなかないところですが、友人がイエメンに行った事を聞き、中東情勢にも関心を持つようになりました。

友人が訪れたのは2009年の春で、当時も、徐々に治安が悪化していた時期でしたが、外務省の安全情報などでも、地域によっては渡航の延期をオススメしますというところもあったものの首都のサナアは十分に気をつけてくださいというレベルだったそうで、実際に行った感じも、多くの旅行者がいて、全然危険な感じはしなかったそうです。

ですが、その後に急速に治安が悪化していき、テロが頻発しています。
アルカイダ系の人たちがイエメンに集結しているということのようです。
つい先日も自爆テロで12名の方が亡くなったというニュースを目にしました。

イエメンは、中世には貿易の中継地として栄えていた(アフリカからインドに行く経路にあったため)のですが、今では、アラビア半島で唯一石油が出ない国で、経済発展の恩恵を受けることができていない国なんですよね。。。

その分、イスラムの文化が色濃く残っていて、首都も何百年も前の町そのままの様子を感じることができる素晴らしい世界遺産です。

そこに住む人たちもとても優しいらしく、(中東の人はイエメンに限らずやさしく親切で、日本人にとは合うらしい)、こうしたテロのニュースを聞くたびに、普通に暮らす人々の生活も脅かされているわけで、胸が痛みます。

治安が回復し、多くの旅行者が訪れ、その素晴らしい文化などを感じることができる日がくることを祈っています。。