安倍首相は2月25日の与党党首会談で、公明党の代表に日銀の次期総裁に財務省の元財務官の黒田氏を起用するという日銀の人事案を伝え、為替市場ではこれを受けて、前週末から円安になり、2年10ヶ月ぶりの円安水準となりました。

ドル円の動きは年末の民主党解散発言以降、一貫して円安傾向でシフトしていたのですが、イタリアの選挙の結果を受けて、信じられないほどの反発になっています。

外国為替証拠金取引をしている人の中には、もちろんドル買いの方々もたくさんいるでしょう。
最近の傾向を見ていれば、それが最善とも思えるポジションでもあったわけで…

しかし円が急反発したことにより、阿鼻叫喚の叫びが聞こえてきました。
レバレッジの怖いところは、全体のトレンドが一方に働いていても、その中で少しでも逆方向に動いた時には損失が出てしまう事なんですよね…

強制決済は大やけどをしないというのがあるのですが、レバレッジがかかりすぎていればもちろんそんな悠長なことは言ってられません。
強制決済があまりに多くなると、あのような値動きになってしまうのかもですね。
今後も円は安くなっていく事はかなりありえるので、その中でもたびたび今回のような急な値動きは避けられないでしょう。。