2013年2月7日、競馬をしている方なら見逃せない裁判がありました。

競馬の馬券を3年間で、28億7千万円購入し、当たり配当の合計が30億1千万円の払い戻しを受けて、実質的な儲けで1億4千万円儲けた男性がいました。

公営競馬には、寺銭という(中央競馬の単勝式、複勝式が20%、それ以外が25%)の控除金があり、それを農林水産省が管理しています。
当たり配当にはさらに、年間で合計50万円を超すと一時所得として課税されます。

実際に、競馬をしている者は、年間で50万円を超す方はたくさんいるとは思いますが、この税金まで強制的に取り始めたら、やればやるほど大損をするので誰も競馬をやらなくなりますよね。
その為、農林水産省は実質見逃しているようですが、今回の裁判は、この1億4千万円を儲けた男性が、自分で作成した競馬購入のプログラムソフトで、当たった配当で賭け続けて、賭け金を増やしつつ、自転車操業をしていたのですが、当たり配当があまりにも巨額になりすぎた為、お上の逆鱗にふれて吊るし上げられたという感じです。

んー。
実際、競馬をする人ならわかると思うのですが、寺銭25%というのは世界的に見ても高い控除率であり、これだけでも競馬に勝つことが出来ないと言われているのですが、それを克服して勝ったこの方はすごいと思いますね。

しかし、お上に睨まれて、当たった配当1つ1つに一時所得の税金が付くと、未来予知でもできない限り100%勝ち目がなくなります。。。

結局、裁判では、5億7千万円の税金と懲役1年の求刑がされましたが、ギャンブルでの税金は、自己破産ができない為、必ず支払わなければいけません。

そしてこのことが、全国の競馬ファンに波及して、競馬をやめる人が続出しそうですね。
多額のお金を賭けて当たってる人ほど捕まるという、理不尽な前例を作ってしまったので当然ですね。

あまり深い所には突っ込まない方がいいので言いませんが、株価操縦の逮捕状の件についても、個人は逮捕をするのに、大手や企業にはしないのですね。。。
こういう見せしめはあまりよくない気がします。
んー。どこが平等なのかわかりませんね。
色々と残念です。
とりあえず大きな額を稼いだりすれば、何でも専門家なり税務署なりに相談するしかなさそうですね。。