アベノミクス(?)と日銀総裁

日銀の白川総裁が任期を残したまま早期引退をするという表明をしました。

次期総裁には黒田東彦氏が有力というニュースがありますが、黒田氏は「通貨マフィア」と呼ばれるほどで通貨政策で非公式の利害調整にしのぎを削っててるんですよね。
実力派の新総裁となるとよいのですが、最も重要なのは日銀が政府の言いなりにならず、独立機関として役割を果たすことだと思います。

アベノミクス(…)が力を奮っているのは日銀がアベノミクスを支える形になっており、日銀としては単に極端な金融緩和を好んでいる機関ではなかったとどうしても思います。

白川総裁の退職は個人的な判断のようですが、単純な金融緩和には乗り気ではないように見えていた白川総裁とは真逆の方針の政府です。
ただ金融緩和をしていくだけで日本経済が復活していけば良いのですが、経済構造を変えるために根本的な改革を政府には行ってほしいと思います。

先進国の多くが少子高齢化という同じ問題を抱えていますが、この問題から影響する経済課題をクリアする必要があるのではないでしょうか？

ただ、この問題は解消するまでたいへんな時間がかかることは誰にでも明確ですので、今からでも光が見える政策を打ち出し、国民の理解を得る必要があるのではないかと思います。