今回の総選挙、とにかく一言で言うと非常に「分かりにくい」選挙でしたね。
さすがにあれだけ少数政党が乱立すると正直ドコがどういった事を訴え掛けているのかを把握するだけでも一苦労しました…
こんな分かり辛い構図の中で、唯一ハッキリしていたのは国民の期待を裏切った民主党に対して、
国民はNOを突きつけるって事でした。

その結果が自民・公明の大勝という形になった訳ですが、決して「自民が良いから自民へ」という
動機で埋め尽くされていたかというと、それはまた違うと思います。

結局、民主に変わって政権を任せられるのが、大手であり老舗である「自民党」以外になかったって事が勝因なんだと思うんですよね。
これは社会環境でも同じですが、新しいのを作ったり、珍しいものをつくっても、結局はチャンスやチャレンジは与えられないで、昔からの既存のシステムやモノを選択されがち。
これについてはもうどうしようもできないわけなんですが…

更に、今回の衆議院選挙、投票率知ってます?
59.32%だそうで…有権者の6割程で戦後最低のようです。
民主党が勝ったあの選挙のときで69%、やっぱり日本の変革に夢を託した民主党への期待がはかなく消えてしまった反動なんでしょうか。

さて、それはそうとして、自民党が復権、世界ではアベノミクスなんて言われて期待されている安倍総裁ですが、これからどうなるんでしょうか。
本当に世界の期待に応えられるんだろうか?

以前総理大臣だった経験を踏まえて、出来る事、やらなければならないことがはっきりしているのではないかと期待せずにいられません。

自民党は本当に変わったのでしょうか?
利権や護身が垣間見える内向きの政治じゃなくて、かのリンカーンの言葉どおり、国民による国民のための国民の政治をと切に願いますね。
アメリカとの関係、中国や韓国との関係、外交も難しいですよね。
まさしく内憂外患、道は険しいけど、そのために一石投じてより良いものにできる内閣であって欲しいものです。

冒頭にも書いた通り、なんせ第三極はどこがどうなのか精査するにも時間が足りなくて結局の所、どこも決め手に欠けたまま選挙に突入したわけで、、

一応安倍さんはインフレターゲットを設定し、円安を90円まで伸ばすつもりらしいです。

確かに株価や為替は解散から敏感に反応して、今のところ狙い通りの動きが見られるけど、日銀がお金をもっともっと刷らない以上は厳しいのではないかと個人的に思います。

米のQE3なんかと比べるとどうしても供給量は目劣りするから相対的に円が安くなるかどうかはに妙なところです。

それでも自民の方が今後の経済においても期待が持てるのは確かだと思うので、是非とも頑張ってデフレスパイラルに終止符を打ってもらいたいものです。。