為替相場の円高対策はこれまでも金融緩和や為替介入などの政策を行ってきましたが、今回日銀が行なった金融緩和政策、これを発表した時為替チャートを見たんですけど、発表と同時に為替が円安に傾いたかなと思ったら突然急落して円高になりましたね・・・

金融緩和対策って円安に持っていくための方策ですよね?
何で円高になっちゃうの?と思いました。

経済ニュースを見るとこの金融緩和政策に関しては一週間前から織り込み済み的に為替が円安に流れていていたようで、今回の発表ではさらなるサプライズを市場が期待していたにもかかわらず、想定内の政策だった為に市場の失望の円高となってしまったようです。

内容はといえば、日銀が世の中に供給するお金を11兆円増やして総額91兆円とするなど市場に流通しやすくするための施策も設けるとの事ですが、追加資金11兆円については市場では20兆円くらいの上澄みを期待していたみたいですが、11兆も20兆も大金には違いはないのですが、追加資金が10兆円と予想されていたので倍プッシュの20兆円だと日銀の本気度が伝わり、直近まで円安に傾いてた流れがさらに加速する事になるとの事でした。

対して11兆円は予想より1兆円の上澄みで単に付け足し的な感じで本気度が伝わらないそうで円高に反転してしまったという事ですね。
直接的な金融操作を施す為替相場とは違い、金融緩和政策は市場の心理を動かさなければ効果はないようで、仕事やりました的なものでは市場から見透かされて裏目になってしまうようです。

日本の金融市場には明るいニュースかなと思ったのですが、それに反した為替の動きでますます為替は難しいなと感じてます・・・しょぼん