懐かしいIBMのメインフレーム　－映画「ドリーム」－

　「ドリーム」を観てきました。

　まだ、人種差別が色濃く残っていた１９６０年代のアメリカで、NASAの頭脳として活躍した黒人女性たちの物語です。

　IBMのメインフレームIBM7090（アイビーエムナナマルキュウマル）やマシンルーム、やけに遅いカードリーダーや言語ＦＯＲＴＲＡＮなどが出てきて、私の学生時代を思い出しました。

　当時の最高のコンピュータであったＩＢＭ７０９０をもってしても、現在私たちの家庭に普通にあるパソコンの処理能力に遠く及ばない。日進月歩の技術の進化に、改めて驚かされます。

　さて映画の内容に移ります。

　人種差別を描いた作品は最近いくつかありましたが、この映画は、重い雰囲気になるのではなくひじょうに明るく描いています。

　ＮＡＳＡ内部でも、トイレが白人と非白人で区別されていたり、オフィスのコーヒーポットも区別されていたりする中で、ずば抜けた才能をもつ黒人の３人の女性が人種差別と闘い、アメリカ初の有人宇宙飛行の成功におおいに貢献し認められていく様子は、大いに共感を覚えます。

　ハッピーエンドで、後味のいい楽しい映画でした。

　上映映画館数が少ないので興行成績のランキングの上位にはでてきませんが、私にとっては今年ナンバー１のいい映画でした。

　映画のあとは、伊勢丹にあるアフタヌーンティー・ティールームで夕食を食べていきました。

　きょうのシーズナルパスタは、「栗かぼちゃと厚切りベーコンのトマトクリームパスタです。

　栗かぼちゃのやさしい甘さが特長的で、トマトクリームとよく合っています。木の実とブラックペッパーのキャラメリゼがアクセントになっています。

　美味しかったです。