日経平均は、15日、16日の2日間で、約350円上昇した。

 

 1週間半ぶりの9000円台の回復だ。

 

 一方では、この2日間で米国ダウは1.6%の下落、ユーロの代表的な指数FTSEユーロファースト300種指数も1.8%下落、上海総合指数も2%下落している。

 

 日本のマーケットは、自民党の安倍晋三首相誕生を織り込み、円安が進んでいる。安倍氏が掲げる積極的な金融緩和や財政出動などへの期待が先行している格好だ。

 

 ただ、これは円安のみに依存した株価回復であることを留意しておきたい。