財務省が先日発表した9月の国際収支で、季節的な変動要因を除外して算出した季節調整済みの経常収支が1420億円の赤字と、初の赤字に転落した。

 

 貿易収支は1年以上前から赤字が定着している。経常収支の赤字化はまだ数年先の話かと思っていたら、今回9月の突然の赤字。季節調整済みの数字とはいえ、衝撃的だ。わたしも本当に驚いた。

 

 このまま、すぐに赤字が定着するとは考えがたいが、いよいよ来る時が来つつあるという感じだ。

 

 日本経済にとって苦難の時代が始まろうとしている。為替でみても、円安への歴史的な転換点を迎えつつあるようだ。