10月17日にSBIホールディングス株の大量保有報告書が提出された。旧村上ファンド系の投資会社「レノ」が、SBIホールディングス株の5.85%を保有したというもの。
それを受けて、先週月曜日に発売された週刊ポストの11月9日号に、「村上ファンドの復讐劇が始まった」と題する興味深い記事が出た。
私も、早速週刊ポストを買って読んでみた。
4ページにわたる記事だ。7年前の村上ファンドとライブドアによるフジテレビの買収騒動の時、SBIの北尾氏がホワイトナイトとして現れ村上ファンドの目論みをつぶした。この時の復讐に、7年の沈黙をやぶって村上氏が立ち上がったのでは、という内容だ。
「レノ」は、10月17日までは深く潜航してSBI株を買い進めていたようだが、海面に浮上して以降はどのように動くのか。先週月曜日の週刊ポスト発売日以降は、明らかにSBIホールディングスの株価の動きがおかしい。
「レノ」がさらに買い進めているのか、あるいは「レノ」の動きを察知した別の勢力が提灯をつけているのか。
いずれにしても、村上氏のこれまでのやり方からして、ある時点で物言う株主としてSBIになにがしかの要求を突き付けてくることが予想される。
今後の展開に、要注目だ。