シカゴIMM、投機・投資家筋のポジションで、円のネット売り持ち高は▲18,196(10/23)から▲37,020(10/30)へと倍増した。

 

 円の売り持ちの状態が持続するかどうかに注目したい。

 

 ユーロの売り持ち高も、▲55,219(10/23)から▲58,204(10/30)へと増加した。若干だが、欧州懸念が再燃した格好。
 

 来週は、なんといっても6日の米国大統領選挙に注目したい。

 選挙前の最後の主要経済指標となった10月の雇用統計は予想を上回る良好な結果となり、これを受けてオバマ米大統領再選の思惑に伴う増税懸念が強まり、米国株式相場は下落に転じた。

 単純に色分けすると、オバマ米大統領が続投する結果となるとドル売り、ロムニー共和党候補が勝利するとドル買いが優勢となると見られている。

 

 全体の支持率は拮抗しているが接戦州の星取りを考えると、オバマ有利は動かないようだ。