資源メジャーの再編がとまらない。BHPビリトンのリオ・ティント買収提案の行方は気になるところだ。リオ・ティントは買収防衛のためアルミ大手のアルキャンを買収したが、ビリトン側は、そんなことはお構いなしにリオを飲み込むつもりらしい。リオ・ティントは、アングロアメリカン(デビアスの親会社)とともにロスチャイルド財閥系の資源メジャーでもあり、ロスチャイルドの世界戦略に欠かせない企業である。そう簡単にはBHPには屈服しないであろう。

 いずれにしても、資源価格の高騰を背景に資源メジャーは潤沢な資金を抱えている。資源メジャーの再編・寡占化の動きは止まらないだろう。