23日は、欧米ではブラックフライデーと呼ばれるクリスマスセールのスタートの日である。毎年、11月の第4木曜日がサンクスギビングデー(感謝祭)で、その翌日がブラックフライデーである。この日ばかりは、どんなにはやらない店でも黒字になるということから、ブラックフライデーと呼ばれる。クリスマスイブ(12月24日)まで続く、長いクリスマスセールが始まった。米国の小売業では、この一ヶ月余りの間に年間売り上げの四分の一を売り上げるので、当然力が入る。今年のグラックフライデーの出足は、思ったほど悪くなく好調だったようだ。
サブプライムローン問題で、米国のストック経済はかなり痛んだわけだが、これがフロー経済にどれだけ影響を及ぼすかが注目される。その目先の試金石になるのが、今年のクリスマス商戦であろう。結果は年末になるまでわからないが、とりあえず出足の一日目は良かったようだ。