先輩としての初めての試練!〜40キロ歩行ラリーで起こったまさかの展開〜 | コスメとビジネスの舞台裏 〜西尾の商売エンタメ日誌〜

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こんにちは、西尾です!本日3回目(笑)

書けるうちにたくさん書いておく作戦です!(笑)

 

今回は少し先輩になってからの話をお届けします!

新人時代を乗り越え、今度は「先輩社員」として新人研修に参加した時の、思いがけないハプニングについて語ります!

1. 自分の新人時代にはなかった「歩行ラリー」研修

僕が新人だった頃の研修は、座学や現場での実践トレーニングがメインでした。

 

でも、数年が経ち、先輩社員として新人研修に参加する機会が巡ってきました。

そこで新たに導入されたのが

 

「40キロ歩行ラリー」

 

という過酷なイベント。

新人たちは約40キロの道のりを歩ききるというもので、今までの研修とはかなり違う趣向です。

 

僕自身、この研修に初めて参加することになり、「どんなものなんだろう?」と少し不安と期待が入り混じった気持ちで、新人たちをサポートすることになりました。

2. 歩行ラリーの始まり!俺たちのチームは絶好調!

歩行ラリーは40キロというなかなかハードな道のりです。

 

新人たちの前では、「よし、みんな!一歩一歩着実に行こう!」なんて偉そうなことを言ってましたが、内心では「大丈夫かな、ゴールできるのかな」とドキドキしてました。

 

でも、僕が担当したチームは、なんと結構優秀で、最初からかなり早いペース!

 

「おお、こいつらやるじゃん!」とこちらもテンションが上がり、チームは大きなリードを保っていました。

「これ、ひょっとして優勝いけるか?」と密かに胸を躍らせていたんです。

3. しかし、突然のアクシデント!一人のメンバーが体調不良に…

ところが、順調に進んでいたその時。突然、メンバーの一人が顔色を変え始め、「あれ?ちょっと気持ち悪いかも…」とフラフラし出す。

 

周囲も「大丈夫か?」と声をかけますが、どうやら本格的に体調を崩してしまった模様。

僕も「無理するな、休もう!」と指示し、結局その子はリタイア。

 

これでチームは失格となり、「ああ、優勝の夢が…」と全員ががっくり。

せっかくいいペースで来ていたのに、この突然の展開で全てがひっくり返りました。

4. チームは失格に!でも最後まで歩き切ったぞ!

それでも僕たちは諦めませんでした。「失格でもいい、俺たちの目標はゴールすることだ!」とチーム全員で最後まで歩くことを決意。

 

みんなの足取りは重かったですが、それでも声を掛け合いながら一歩一歩進み、ついにゴールに到着!

 

正直、足はパンパン、もう二度と歩けないと思うくらいヘロヘロでしたが、みんなの達成感はひとしおでした。「お疲れ!よく頑張ったな!」と、僕も新人たちに労いの言葉をかけたんです。

5. でも、リタイアしたメンバーは謝らなかった…その真相を考える

ところが、一つだけ妙なことが…。体調を崩してリタイアしたメンバー、ゴールしても一切謝らないんですよね。

 

「あれ、普通『迷惑かけてすみません』とか言うよね?」と僕も少し不思議に思いました。

チーム全体の士気も下がったし、「まあ、どうしたもんかな?」と考えさせられました。

 

なぜ彼は謝らなかったのか?

このことがなぜかずっと気になっていて、今でも考えることがあります。

 

いくつかの可能性が考えられます。

  1. 「自分の体調は自分でコントロールできない」派
    彼自身、「体調を崩すことはコントロールできないことであり、仕方がない」と思っていたのかもしれません。だからこそ、「謝る必要はない」と考えた可能性があります。自分を責めるより、「誰にでも起こりうることだし」と合理的に捉えたのかもしれません。

  2. 「謝ることで周りの負担を増やしたくない」派
    もう一つの考え方として、謝ることで「他のメンバーの責任感を煽ってしまうのでは?」と考えたのかもしれません。謝られると、他のメンバーは「そんなことないよ、大丈夫だよ!」と言わざるを得ない雰囲気になり、それがかえって負担になることを恐れたのかもしれません。彼なりの気遣いだったという見方もできます。

  3. 「感謝があるから謝罪は不要」派
    「一緒に最後までゴールしてくれてありがとう」という気持ちがあったからこそ、謝罪の言葉を選ばなかった可能性も考えられます。つまり、「一緒に頑張ってくれてありがとう」という想いを込めて、「謝るより感謝を伝えるべきだ」と思ったのかもしれません。そうだとしたら、それはそれで素直な気持ちなのかも。

  4. 「ただのパニック状態だった」説
    あるいは、単純に体調を崩してしまい、謝る余裕すらなかったという説も捨てきれません。実際に、過酷な環境の中で冷静な判断を下すのは難しいですからね。彼がリタイアした後も、疲労と不安でいっぱいいっぱいだった可能性も十分にあります。

どの理由が正しいのかはわかりませんが、彼が何を考えていたにせよ、謝罪しないという選択には彼なりの理由があったのでしょう。

なぜかこのことが気になって、今でもふと思い返すことがあります。

6. 40キロ歩行ラリーの是非を考える

では、そもそも「40キロ歩行ラリー」という研修のやり方は、果たして本当に必要なのでしょうか?

僕自身も当時先輩社員として参加して、この点についていろいろと考えさせられました。

 

一つの意見として、「過酷な試練を乗り越えることで、新人たちに精神的な強さや忍耐力を育てる」という意義があるとされています。

 

たしかに、極限状態での挑戦は、自分の限界を知り、仲間と支え合う大切さを学ぶ機会になるかもしれません。

実際、ゴールにたどり着いたときの達成感やチームの結束力は強まったように感じました。

 

しかし、一方で「40キロも歩くこと自体が目的なのか?」という疑問も湧いてきます

 

あまりに過酷な条件下での研修は、体調を崩すリスクや、個々の成長を促すはずが逆にストレスやトラウマになりかねないというデメリットもあります。

 

さらに、近年の企業は、コンプライアンスやハラスメント防止の観点から、「厳しい研修」が問題視されることが多くなっています。

 

研修で怪我や健康被害が起こるリスクは、企業にとって重大な問題になり得ます。

SNSなどでその情報が拡散されれば、企業イメージに傷がつくこともあります。

 

現在はこの40キロ歩行ラリーの研修はなくなっているようです。

ある意味、時代の流れとも言えるでしょう。

 

また、新人たちの価値観や考え方も多様化しており、「ただ苦しいだけの経験は意味がない」と捉える人も増えています。

 

今の時代、「心身を鍛えるための過酷な研修」ではなく、より具体的で実践的なスキルを身につける研修の方が支持される傾向にあるのです。

7. 皆さんはどう思いますか?

皆さんは、40キロ歩行ラリーのような過酷な研修についてどう考えますか?

 

「心身を鍛えるためには必要だ!」という意見もあるでしょうし、「もう少し安全で効率的な方法があるのでは?」という考え方もあるでしょう。

 

ぜひ、あなたの意見を聞かせてください!