映画「カツベン」
今から約100年前。日本に入ってきたばかりの映画は活動写真と呼ばれモノクロで無音。
この活動写真をより楽しませるために映画館では映像に合わせて生演奏する楽団と
自らの語りで説明する活動弁士なるものが登場し一世風靡した。
これがこの映画のタイトル、活動弁士、略してカツベン。
子どもの頃は、活動弁士に憧れた俊太郎(成田凌)だったが、今では
ニセ弁士として泥棒一味と共に旅がらすな毎日。
いい加減その生活にも嫌気がさし、逃亡を図り小さな街にたどりつく。
そこにある古くからある青木館という映画館に住み込みで働き始め、
丁稚をしながら活動弁士としてのデビューを画策していくのだが
そこにはアクの強い主人と奥さん更に一癖も二癖もある弁士に楽団に映像技師。
更に俊太郎を探す泥棒達に刑事も現れ
なんだかんだ、すったもんだ、てんやわんやなドタバタ喜劇の結末やいかに。
「シコふんじゃった。」「Shall we ダンス?」などでお馴染みの周防正行監督の最新作。
永瀬正敏に高良健吾がキャラの濃い弁士役を。青木館の館主夫婦には
竹中直人、渡辺えり。
以前、ラジオで女性の弁士・大森くみこさんにインタビューしたことありますが
喋りによって映画をより豊かなものにするというその話術やリズミカルな話し方は
とても魅力的でした。
これでまたカツベンブームが来たら面白いかも?
豪華なキャスティングで家族で楽しめる映画です。
映画「カツベン」は12月13日金曜日から公開です。