第70回・桜花賞 | 小堺翔太オフィシャルブログ『ショウタパドック』Powered by Ameba

第70回・桜花賞

27日(水)は浦和競馬場へ。

第70回桜花賞を観戦してきました。

 

もうすぐ桜も開花かなぁというタイミングで

寒さがやってきた関東地方。

競馬場の桜もすこーしだけ開きかける華がある程度でした。

10Rの少し前に競馬場に着いたので、

咲きかけの桜をめでる時間もないままにパドックへ。

 

一頭実に穏やかに歩いている馬がいます。

厩務員さんが正面に立って馬を引くような状態。

ゆっくりのんびり自分のペースで…

そこだけ穏やかな時間が流れている感じすらします。

 

プリンセスアリー。

概ね25分後くらいに今日の主役になる仔でした。

 

これは返し馬に向かうプリンセスアリー

 

レースでは森泰斗騎手が内目のインで脚を貯める形。

逃げるミチノアンジュ、

直後のミモレフレイバー、モノノフブラックも意識するような位置。

直線は外へ出すとミチノアンジュと少しぶつかりながら抜け出して、

迫るパペッティアを振り切ってゴール。

 

見事、桜の女王になったプリンセスアリー。

この勝利は3月で引退される岡田一男調教師にとって

まさに「最後の花道」となる重賞制覇のドラマ。

『駆け出しの頃からいい馬に乗せていただき、

たくさん勝たせていただいたので…

本当にドラマのような結果で嬉しいです』と森泰斗騎手。

師への恩返しとなる桜花賞制覇でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

口取りを待つ“桜の女王”は、

引き手に対して何かを話すかのように顔を寄せます。

それに応えるように『頑張ったな!』『よしよし…』

優しい声をかけるのは渡曾厩務員。

ここでは本当に穏やかで素敵な“二人の時間”が流れていて、

とっても微笑ましかったです。

 

 

インタビューを終え、撮影に応じる岡田一男調教師、まさに有終の美!
 

表彰式とインタビューを終えた岡田一男調教師。

ウワサノシブコで2021年・ユングフラウ賞を勝利。

この時が久しぶりの重賞制覇でしたが、

桜花賞は残念ながら疾病で出走取消。

最後の桜でまさに雪辱を果たす結果となりました。

インタビューを終え

「今夜はお酒が美味しいよ」と

笑顔で競馬場を後にされました。

 

引退後の楽しみはキャンピングカーで

日本一周することだそう。

今頃はもう準備をされている頃かも…

60年のホースマン人生、お疲れ様でした。